ニュース

NTTデータ先端技術、統合ID管理ソリューション「VANADIS」の最新版を提供

 NTTデータ先端技術株式会社は3日、認証基盤ソリューション「VANADIS」について、統合ID管理ソリューション「VANADIS Identity Manager」 の新バージョン(Ver.3.0)と、シングルサインオン(以下、SSO)ソリューション「VANADIS SecureJoin」の新バージョン(Ver 5.0)を提供開始した。

 VANADISは、企業内でシステム個々に管理されている、複数の社内システムのID情報やアクセス権限の承認プロセスを一元的に管理し、セキュリティ向上と運用コスト削減を図るソリューション。現在のID状態(生存/休止ID)、権限設定状態や利用者をデータベースで管理し、人事マスタとの連携など柔軟な対応も実現するとともに、ID管理業務の効率化だけでなく、内部統制対応などコンプライアンス強化も可能にする。

VANADISシステム構成概要

 VANADIS Identity Managerの新バージョンでは、システム管理機能を追加。GUIによる直感的な操作で、ユーザーの名前やIDといった各種情報属性の設定・変更やバッチの実行スケジュール定義など、顧客の運用環境に合わせた設定変更が可能となる。

 また、クラウド環境サポートの強化として、VANADIS Identity ManagerがAmazon Web Services(AWS)上のマネージドサービスと連携することが可能となったほか、SCIMやそれに準じる形式で、各種クラウドサービス(Okta、ServiceNow、Salesforce)との連携が可能となった。

 このほか、画面UIのフレームワーク刷新や、Rest API形式でのデータ連携への対応、ライセンス形態のサブスクリプションライセンスへの変更などを行った。

 SSOソリューションのVANADIS SecureJoinの新バージョンでは、これまでカスタマイズで対応していた多要素認証(MFA)機能が、標準機能としてNTTデータのワンタイムパスワード(OTP)認証ソリューション「BXA(BizXaas-Authentication)」連携のOTP機能が提供可能となった。