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DynabookがPC運用・管理代行サービスを強化、情報を集約するポータルサイトやPC運用コンサルなどを提供

 Dynabook株式会社は、PCやIT資産の管理・運用作業全般を代行する「ライフサイクルマネジメント運用サービス」を、2023年1月にアップデートすると発表した。

 ライフサイクルマネジメント運用サービスは、業務で使用するPCやIT資産の導入から廃棄までを利用企業に代わって管理するサービス。

 今回のアップデートでは、サービスの作業依頼・進捗確認を行えるポータルサイトを開設する。利用者はこのポータルサイト上で、キッティングと配布・故障交換・回収など、各種作業の依頼を行えるほか、これらの作業依頼が間違いなく受領されているのか、どこまで作業が進んでいるのか、などのステータスをいつでも確認できるようになる。これにより、従来はメールや電話で行っていたやり取りがシステム化され、運用工数・手間の削減など業務の効率化につなげられるという。

 また、利用企業の保有PCに関する情報を集約する資産管理システムに対して、ポータルサイトからアクセスできるようになる。Dynabookが企業に代わって管理するPCだけでなく、企業側が自己調達したPC情報も登録することにより、保有するPC全体を統合的に管理・確認可能になるとのこと。なお、ライフサイクルマネジメント運用サービスに依頼するPCについては、作業完了後、資産管理システムへ情報が反映され、更新作業の手間がなくなるとしている。

 さらに、ポータルサイト、資産管理システムに集約された情報と、PCメーカーの強みである開発ロードマップやOSアップデート計画をもとに、Dynabookの営業担当から、最適なPC運用につながる各種提案を実施するとのこと。例えば、現行PCの機種と利用期間などから、マスター作成・検証にかかる負担が最小になるような機種選定と調達のタイミングを提案するとした。

 なお今後は、ポータルサイトでの契約管理や権限管理、業務クラウドサービスの統合など、PC業務の運用に必要不可欠な機能を順次追加・強化し、PCの付加価値としてのソリューション提供を強化していく考えだ。