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日立ソリューションズ、SaaSからの情報漏えいを防ぐクラウドサービス「AppOmni」を提供

 株式会社日立ソリューションズは14日、米AppOmniと、SaaSからの情報漏えいを防止するクラウドサービス「AppOmni(アップオムニ)」の国内初となる販売代理店契約を締結し、12月15日に提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 AppOmniは、SaaSのアカウントや権限、セキュリティ設定を、多岐にわたる項目で自動診断・常時監視する、SaaS Security Posture Management(SSPM)サービス。Microsoft 365やSalesforce、GitHubなど、業務で利用されることの多い、30種類以上の主要なSaaSに対応。SaaSの仕様変更にも追従するとともに、従来のSSPMでは難しかった不正アクセスも検出する。これにより、企業は利用環境とデータを安全に保ち、個人情報や開発ソースコードの漏えいを防げる。

「AppOmni」イメージ図

 SaaSごとに異なるセキュリティやアクセス権限の設定に対して、多岐にわたる項目でセキュリティ診断を自動で行い、顧客の利用環境を不正アクセスから守る。SaaSの仕様変更にも追従するため、情報システム部門の担当者は診断項目を常時見直す必要がなく、負担を削減できる。

 SSPMの機能に加え、SaaSの利用環境に対する疑わしいアクセスも検知し、情報システム部門などの管理者に通知する。これにより企業は、データ不正アクセスによる情報漏えいなどが発生する前に、先回りした対応が可能になる。

 SaaSごとに推奨される最適なセキュリティ設定に加えて、企業のコンプライアンスやセキュリティポリシーに準拠した設定がされているかどうかという観点での診断も可能。