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TD SYNNEX、Chromebookの管理を行うための「Chromeデバイスライセンス管理ツール」を無償提供

 TD SYNNEX株式会社は6日、Chromebookの管理を行うためのツール「Chromeデバイスライセンス管理ツール」の無償提供を開始した。

 Chromeデバイスライセンス管理ツールは、GIGAスクール構想により、主に教育機関で一気に普及が進んだ、Chromebookの運用管理をシンプルに行うためのツール。

 Chrome Enterprise Upgrade、Chrome Education Upgradeは、購入するとGoogle Workspace の組織に割り当てられる。Chromeデバイスも部門ごとに割り当てできるが、ライセンス自体は組織に割り当てられるため、部門内で割り当てられたライセンス数以上に端末をアクティベートできてしまうことがある。これにより、本来利用する予定だった部門でライセンスが不足するケースが発生してしまうという。

 Chromeデバイスライセンス管理ツールを利用することで、各部門でどれくらいのライセンスがアクティベートされているかや、ライセンス数を超えてアクティベートしている部門を管理者が把握し、利用を制限できるようになる。

 ツールは、スプレッドシートとGoogle Apps Scriptで構成され、インストールなどの作業は必要ない。

 現在Google Workspaceに登録されている部門を取り込み、取り込んだ部門の中で必要な部門のみChromeのライセンス数を取得。部門ごとにライセンスの上限数を設定し、取得したライセンス数が上限を超えていないか確認することや、上限ライセンス数を超えていた場合には、管理者へのメール通知や、その部門のデバイス登録担当者のアカウントパスワードを変更し、追加のアクティベートができないように制限できる。