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キヤノン、ヒト・モノの位置を見える化する「RFID位置情報ソリューション」を開発

 キヤノン株式会社とキヤノンマーケティングジャパン株式会社は8月31日、RFIDを用いてヒト・モノの位置を見える化する「Canon RFID 位置情報ソリューション」を開発し、株式会社大林組の建設現場において、8月上旬に実証実験を実施したと発表した。

 キヤノンが独自開発したRFIDリーダーは、360度方向に電波を発信するアンテナを有し、移動量検知機能を搭載するとともに、約75×137×14mm、約118gと小型・軽量を実現。スマートフォンと同程度の大きさで、腕に取り付けて使用でき、読み取り作業をせずに通常の現場巡視を行うだけで、RFIDタグを貼り付けたヒトやモノの位置情報を収集できる。

 また、専用アプリをインストールしたスマホやタブレットを通して位置情報を自動アップロードすることで、クラウド上に登録した現場のマップ上に表示できる。RFIDリーダーは、ニーズに応じて、持ち運びせずに固定設置した使用もできる。

RFIDリーダーがRFIDタグを自動的に読み取っている様子
RFIDリーダーとスマホの大きさの比較

 大林組の協力のもと行った実証実験では、Canon RFID 位置情報ソリューションを活用し、建設現場における建設資材や機材、作業員の正確かつ効率的な所在把握の実現性に関して検証を行った。ヒト・モノを探す時間を削減することで、現場施工管理者の作業管理の効率化や、リソースの適切な配置によるコスト削減などに貢献できることが見込まれるとしている。

 キヤノンでは、Canon RFID 位置情報ソリューションは、建設現場をはじめ、多数のヒトやモノの位置情報の管理が必要となる医療、物流倉庫、小売り、オフィスなど多様な業種において、資材や製品の適正管理、人流把握による販売促進などへの活用が期待されると説明。建設業界をはじめ、ヒト・モノの位置情報の管理が必要なさまざまな業界を視野に、2023年中に提供を開始する予定としている。

「Canon RFID 位置情報ソリューション」のイメージ図