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ジュニパーネットワークス、データセンターネットワーク運用を簡素化する「Apstraソフトウェア」の機能拡張を発表

 米Juniper Networks(以下、ジュニパーネットワークス)は現地時間3月15日、データセンターネットワークの導入、トラブルシューティング、運用の簡素化を実現する「Juniper Apstra」に、新たな機能を追加したと発表した。

 Juniper Apstraは、ネットワークのあるべき姿(インテント)をベースとして、ネットワークの構築・管理・運用を行うソフトウェア。

 新機能では、エッジデータセンターのニーズが増加していることに対し、遠隔地の小規模なエッジデータセンターで一般に使用されている集約型(コラプス型)のファブリックトポロジーに対応した。

 これにより、小規模なエッジデータセンターから大規模な一元管理されたサイトに至るまで、信頼できる唯一の情報ソースに基づきながら、シンプルなプラットフォームを使ってインテントベースネットワークおよび分析を管理できると説明。Apstraをエッジデータセンターに拡張することで、大規模な一元管理されたデータセンターでなく、小規模な導入でインテントベースネットワークと分析によるメリットが享受できるとしている。

 また、新しく追加されたポリシー保証とロールベースのアクセス制御 (RBAC)機能により、ネットワーク全体にゼロトラストのセキュリティを提供。拡張性と効率性の向上、マルチテナント環境での接続制限、階層にわたるRBACといった、必要に応じてきめ細かに適用できるポリシー保証が提供するとともに、セキュリティポリシーの矛盾と重複したルールを検出し、実行可能な解決策をユーザーに提案する機能も追加した。

 さらに、レガシーデータセンターからの移行を効率的に進めるための、Apstraプロフェッショナルサービスを新たに提供。Apstraのインテントベースネットワークアーキテクチャと自動化ツールを活用することで、ジュニパーネットワークスのプロフェッショナルサービスチームは、正確なブループリント、ネットワークモデル、運用システムに基づいて、事前設定されたリアルタイムの検証を実行し、最小限のダウンタイムでApstraへの移行を可能にするとしている。