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アステリア、多様な働き方に対応した商談支援アプリ「Handbook X」を発表
2022年3月1日 10:15
アステリア株式会社は、商談支援アプリ「Handbook X(ハンドブック エックス)」を2月28日から販売開始した。
同日に開催された新製品発表会では、「Handbook X」の開発背景や製品概要について説明したほか、ゲストMCにフリーアナウンサーの鷲見玲奈さんを迎え、お笑い芸人パンサーの向井慧さん、尾形貴弘さん、菅良太郎さんの3名によるトークイベントが行われた。
「Handbook X」は、営業活動における商談やコラボレーション、フォローアップ活動を支援するデジタルコンテンツプラットフォーム。モバイルデバイスをタップするだけで、さまざまなコンテンツを登録することができる。また、副業やフリーランスなど多様な働き方に対応し、各種コンテンツを使って魅力的なビジュアルの「ブック」を作成して、あらゆるシーンで情報を閲覧・共有することが可能となる。
アステリア 代表取締役社長の平野洋一郎氏は、新製品をリリースする狙いについて、「これまでの組織や社会は、階層・規律・統制型だったが、現在では、インターネットをベースとした自律・分散・協調型へとシフトしつつある。そして、こうした組織や社会においては、個人やチームを動的に結合する『モバイル』がさらに重要な役割を担うことになる。そこで今回、モバイルを活用することで、当社が提供する『つなぐ』製品の領域を拡大し、中小企業やコミュニティ、副業、フリーランス、個人事業など多様な働き方に対応するとともに、あらゆる業種業態の営業現場をカバーする商談支援アプリを提供する。これにより、スマートフォンやタブレットでさまざまな情報を登録・整理・共有し、ビジネスとビジネス、人と人をつなぐ『商談』を実現する」と述べた。
また、「Handbook X」の販売開始にともない、幅広いターゲット層にアプローチするために、同社史上最大のプロモーションを展開することも発表。「関東キー局(フジ、日テレ、TBS、テレ朝など)で大量にスポットCMを放映する。また、品川駅や新橋駅、大手町駅など都内主要駅で駅貼りやサイネージなどを実施するほか、首都圏(TOKYO PRIME)から始め、近畿、名古屋、地方へタクシー広告を展開していく予定。さらに、通常のネット施策以外にTwitterキャンペーンなども計画している」(平野氏)とした。
「Handbook X」の製品特長については、アステリア マーケティング本部 副本部長の東出武也氏が説明した。「『Handbook X』は、商材の写真や商品カタログのPDF、説明動画、Webページなど商談に必要な販促コンテンツの登録から閲覧、共有までをアプリ上にてワンストップで完結できるアプリとなっている。登録した各コンテンツを自分の考えた提案ストーリーで配置することで、ファイルを美しくまとめた『ブック』を手軽に作成できる。作成した『ブック』はモバイル端末にローカル保存されるため、オフラインの対面営業でもオンライン会議でも、いつでもアクセスすることができる。また、すべての『ブック』はリアルタイムで更新され、『ブック』内のコンテンツは自動的にサーバーと同期されるため、チームメンバーと瞬時に情報共有が可能になる」としている。
「Handbook X」の対応OSは、iOS(14以降)、iPadOS(14以降)、Mac OS(11.6以降)、Android(11以降)で、Windows版は今年度第1四半期に出荷する予定。製品ラインアップは、無償版を含む全7プランを用意している。有償プランの月額利用料金(税別)は、個人向け「Handbook Xパーソナル」のブロンズが300円、シルバーが900円、ゴールドが1500円、企業向け「Handbook Xワークグループ」のブロンズが3000円、シルバーが9000円、ゴールドが1万5800円。同社では、初年度となる2022年度末までに1万ユーザーの獲得を目指す。
製品説明の後には、ゲストとしてお笑い芸人パンサーの向井慧さん、尾形貴弘さん、菅良太郎さんが登場。フリーアナウンサーの鷲見玲奈さんがMCを務め、“営業マンのお悩み解決”をテーマにしたトークイベントが行われた。
営業力を高めるポイントについて向井さんは、「出演する番組の中で話そうと思っていることを、台本にびっしり書いて製作スタッフにアピールしている。この成果もあって、次もその番組に呼んでもらえていると思う」とのこと。人心掌握のコツを聞かれた菅さんは、「これは向井を見ていて感じたことだが、いつも笑顔でいることが大切。どんな人でも笑顔で対話をすると、相手も心を開いてくれる」と話していた。尾形さんは、プレゼンを成功させる方法について、「まず、元気よくあいさつをすること。そして、自分の気持ちを一生懸命にぶつけること。そうすると、周りの人も助けてくれるはず」とアドバイスしてくれた。
今回発表された商談支援アプリ「Handbook X」の活用法について聞くと、向井さんは、「マネージャーに『Handbook X』を使ってもらい、3人それぞれの得意なことを営業でアピールすれば、もっと仕事が増えるのではないか」と、マネージャーの営業力アップに期待していた。菅さんは、「ネタ作りの時に、とても便利だと感じた。普段からスマホでネタを書いているのだが、『Handbook X』を使えば、ネタごとに参考資料や素材をまとめておいて、必要な時にすぐに活用することができる」と、商談だけでなくネタ作りにも役立つとのこと。尾形さんは、「自伝を作ろうと考えているので、パッと思い出した昔の出来事やエピソードなどを『Handbook X』にためておけば、一気に自伝をまとめることができると思う」と独自の活用法を紹介していた。