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JSOL、SAP S/4HANAデータ移行のSynitiとパートナー契約を締結

 BACKOFFICE ASSOCIATES JAPAN株式会社(以下、Syniti)と株式会社JSOLは20日、日本市場において、SAP ERP Central Component(SAP ECC)を活用している企業の円滑なSAP S/4HANAのデータ移行を支援するために、SAP ECCおよびレガシーの顧客への共同提案を進めることで合意したと発表した。

 Synitiは、日本市場には2020年4月に参入し、これまで国内SAPパートナーとの本格協業は未実施だった。JSOLでは、PoC協働などを契機に、Synitiの価値が顧客とパートナー両方に存在するとして、協業に至ったとしている。

 Synitiは、SAPが販売・製品サポートもする特別な位置付けのパートナープログラム「SAP Solution Extensions Partner」の1社として、約10年間継続認定されており、SAPとは開発段階から情報開示しているため、信頼性も親和性も高いソリューションの提供が可能と説明。

 特にデータ移行では、独自のメソドロジーがあり、SAP以外にも160以上のデータベース、パッケージ製品のデータテーブル構造をテンプレートとして保持しているSyniti製品と、データ分析エキスパートの組み合わせにより、安全確実かつリーズナブル(オフショアリソース活用)なデータ移行を実現できるとしている。

 また、多くのSAP ECC顧客が、コストやリソース負担が大きくROIを見いだせていないことで、SAP S/4HANAへの移行を躊躇しているが、データ移行の作業負荷やスケジュール遅延リスク軽減、データ品質の向上など、顧客のROIを最大化するため、JSOLとSynitiが後押しするとしている。