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NTT東日本、クラウドメールのセキュリティ対策をサポートする「おまかせクラウドアップセキュリティ」
2021年9月1日 06:00
東日本電信電話株式会社（以下、NTT東日本）は8月31日、地域企業の顧客向けに、クラウドアプリのセキュリティ対策を導入から運用までサポートする「おまかせクラウドアップセキュリティ」を提供すると発表した。提供開始は9月30日。
おまかせクラウドアップセキュリティは、高度なメール攻撃に対して、メールに特化したセキュリティ機能により、クラウドメール上のウイルスなどの脅威を検知し、防御するサービス。導入にあたって、専用機器の設置やソフトウェアのインストール作業などは不要で、手軽に利用を開始できる。さらに、顧客のニーズに応じて、導入後の運用をサポートする「セキュリティサポートオプション」も合わせて提供する。
サービスでは、新種のマルウェアやフィッシング詐欺メールへの対策として、サンドボックス機能を提供。クラウドメール本文内や添付ファイル内の怪しいURLやプログラムを仮想OS上で実際に動かし、脅威かどうかを判定。判定結果に応じて隔離などの処理を実施する。
ビジネスメール詐欺、フィッシング詐欺メールへの対策としては、受信したクラウドメールのドメインが不正なものでないか、FromアドレスとReplyアドレスに違いがないかなどを検知・防御する。行間や漢字変換など、受信するメールの書き方の特徴をAIが学習して、普段と異なる文章のスタイルを検出する。
情報資産の保護としては、クラウドアプリ上にあるウイルスに感染したファイルの検知・隔離や、マイナンバーなど個人情報を含むデータの可視化機能を提供する。
また、利用中のクラウドアプリへの連携作業（アクティベーション）を行う導入支援を提供。運用サポート（セキュリティサポートオプション）として、脅威検知状況の定期レポーティング（月1回）や、運用ポリシー変更の代行設定、隔離されたメール／ファイルの脅威解析支援と報告、ウイルス感染時の遠隔駆除支援などを提供する。
おまかせクラウドアップセキュリティの対象となるクラウドアプリは、Microsoft 365、Google Workspace、G suite、Dropbox、Box。
サービスの1ライセンスあたりの料金（税込）は、基本メニューの場合で、10ライセンスプランが月額330円、11～300ライセンスプランが月額308円、301ライセンス以上プランが月額275円。基本メニュー＋セキュリティサポートオプションの場合は、10ライセンスプランが月額462円、11～300ライセンスプランが月額440円、301ライセンス以上プランが月額407円。
また、Microsoft 365メールなどを利用中の顧客向けに、利用中のクラウドメールがどの程度の脅威にさらされているのかについて、リスクを無料で診断する「クラウドメールのセキュリティ無料診断」を、9月30日から提供する。申し込むと、数時間～3日程度で脅威状況がレポートとして報告される。