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IoTマーケットプレイス「IoT SELECTION connected with SORACOM」、3つの新ソリューションを追加

 東京センチュリー株式会社、株式会社ソラコム、ビープラッツ株式会社の3社は12日、協業により運営するIoTサブスクリプション・マーケットプレイス「IoT SELECTION connected with SORACOM(以下、IoT SELECTION)」において、新たに3つのソリューションを提供開始した。

 IoT SELECTIONは、導入事例として実績のあるIoTソリューションを、サブスクリプション(サービス利用料課金モデル)で提供するウェブサイト。提供されるIoTソリューションは、モノ(デバイス)、通信、アプリサービスがパッケージ化されており、ユーザーはデバイスの購入を行うことなく、郵送で送られてくるデバイスを設置し、簡単な初期設定を行うだけで、使いたいIoTソリューションをすぐに利用できる。

 今回新たに、テレビ中継時においてどのカメラの画が収録・放送に使用されているかを知らせるタリー情報をリアルタイムで確認できるタリー伝送システム「AirTally」と、プレス機・射出成型機などの回転する機構を含む設備の劣化検知ができる「MMCloud for AEMonitorPack」、一時的に使用者が持ち出す共有物品の紛失防止・持ち出し管理ができる「MAMORIO Biz」がラインアップに加わった。

 AirTallyは、テレビ中継時のカメラ位置とタリー情報をリアルタイムで確認できるシステム。親機を中継車に設置し、子機をテレビカメラに装着して使用する。タリー情報を親機から子機へ伝送し、子機のLEDランプが点灯することで、現場カメラマンはどのカメラの画が使用されているか把握できる。

 カメラ位置とタリー情報を、GoogleMap上でリアルタイムに確認できるため、撮影場所の位置取りや移動など全体の把握が可能となり、中継コンテンツの品質向上につながる。サービスの月額利用料(税込)は、親機が1万978円、子機が6578円。

 MMCloud for AEMonitorPackは、対象機器にAEセンサーを取り付けることで、モーター、ポンプ、ファン、コンベアなどの回転機器の亀裂や摩耗を検知して、劣化挙動を見える化できるサービス。故障の予兆保全が可能となり、異常発生時にはアラート通知も可能。

 風力発電設備やプレス機、射出成型機などをはじめとした、これまで振動センサーでは検知できなかった超低回転機器の劣化予知にも対応する。サービスの月額利用料は15万4000円(税込)。

 MAMORIO Bizは、法人が所有管理し、一時的に使用者が持ち出すPCやカギなどの共有物品に、電池交換可能な紛失防止タグ「MAMORIO」を取り付けることで、持ち出し中の紛失防止が図れる。

 据え置き型MAMORIO検知デバイス「MAMORIO Spot」を物品保管場所に設置することで、保管・返却物品の管理も可能となる。サービスの月額利用料は、タグ5個パックで2万4750円。