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KCCS、Sigfoxの位置情報サービスを拡張 より詳細な位置情報の取得が可能になるオプションサービスを提供

 京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は23日、IoTネットワーク「Sigfox」の位置情報サービス「Atlas WiFi」において、プライベートデータベースに無線LANアクセスポイント(以下、アクセスポイント)の位置情報を登録し、再利用できる「Atlas WiFi Private DBサービス」を追加し、同日より提供開始すると発表した。

 「Atlas WiFi」は、Sigfox通信が可能な場所であれば、アクセスポイントを活用することで、屋内・屋外問わず低消費電力で位置情報を取得できるサービス。Wi-Fiスキャン機能を持ったSigfoxデバイスがアクセスポイントのMACアドレスをAtlas WiFiデータベースへ送信し、数十メートル精度の位置情報(緯度、経度、想定精度範囲)を取得している。

 今回追加された新機能のPrivate DBサービスでは、ユーザーが希望するアクセスポイントの緯度経度と付加情報(建物名やフロア情報など)をプライベートデータベースに登録し、それらの情報を利用できるようになる。これにより、位置情報の精度向上や、より詳細な位置情報の取得が可能になり、同一敷地内の複数建物間や同一建物内のフロア間、あるいは同一フロア内でのアセットのトラッキング、位置測位などに活用できるとのこと。

 メニューとしては、ユーザー専用のデータベースを利用してアクセスポイントの管理・運用が可能な「Basic(専用モデル)」と、複数のユーザー間でデータベースを共有し、他ユーザーが登録したアクセスポイントの情報も取得可能な「Shared(共有モデル)」が提供される。