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富士通、法人向けシンクライアントおよびモバイルワークステーションを発売
2020年12月15日 12:04
富士通株式会社は15日、富士通クライアントコンピューティング株式会社製のシンクライアント端末「FUJITSU Thin Client FUTRO U9311M」およびモバイルワークステーション「FUJITSU Workstation CELSIUS H7510」の2機種を、日本国内の法人向けに販売を開始した。
FUTRO U9311Mは、シンクライアントなどに対応した最新版OS「Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC」および最新のインテルCPUを搭載した、13.3型ウルトラ・スリムモバイルモデル。
ワークスタイル変革に必要とされるモビリティを追求し、従来モデルからの落下や加圧などに対する堅牢性や、有線LAN搭載で厚さ15mmを保ちつつ、3辺狭額縁によるノイズレスなデザイン採用による筐体サイズの小型化や部材の変更などにより、重量738gと軽量化を実現した。
セキュリティ面では、指紋センサーを標準搭載し、手のひら静脈センサーや着脱可能なプライバシーフィルターの搭載も可能。これにより、他人による不正アクセスおよび背後や左右からののぞき見を防止できる。
また、オンライン会議をスムーズに行うためのウェブカメラの搭載が可能で、プライバシーカメラシャッターにより物理的にカメラをふさぐことができ、不正アクセスやハッキングによる意図しない操作を防止するとともに、利用者の心理負担を軽減する。
FUTRO U9311Mの価格は15万8900円(税別)から。提供開始時期は12月中旬から。
CELSIUS H7510は、「Windows 10 Pro May 2020 Update」およびインテル第10世代CPUを搭載した15.6型ワイドモバイルワークステーション。
大容量データを扱うエンジニア業務の快適なモバイルワークを実現するため、15.6型のワイド画面や、従来のSATA接続のSSDに代わり、高速にストレージへの読み書きが可能なNVMe接続のSSDを採用した。
また、指紋センサーや手のひら静脈センサーの搭載により、不特定多数のエンジニアが作業を行うような社外の現場においても、生体認証によるログインで不正アクセスや情報漏えいを防止でき、リモート環境におけるセキュアな作業環境を実現する。さらに、ファームウェアへの標的型攻撃からPCを保護するSecured-core PC対応モデルも合わせて提供する。
CELSIUS H7510の価格は47万3600円(税別)から。提供開始時期は12月中旬から。