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パナソニック、ビデオ会議システム「HDコム」と連携可能なビデオ会議クラウドサービスを開発

2021年春のサービス提供を予定

 パナソニック株式会社は11日、ビデオ会議システム「HD映像コミュニケーションシステム(以下、HDコム)」の新サービスとして、ビデオ会議クラウドサービスを開発したと発表した。オンプレミス型ビデオ会議システムの高品質、高画質な会議を維持しつつ、パナソニック独自のビデオ会議クラウドサービスを使って、社外の「HDコム」やPC、モバイル端末とも、場所を選ばず、簡単に会議を行えるという。なお、サービス開始は2021年春を予定する。

 「HDコム」は、フルHDの高精細映像とステレオ全二重の高音質を提供可能なビデオ会議システム。本体内にMCU(多地点接続装置)を内蔵しており、最上位モデル「KX-VC2000J」では最大24拠点接続を実現しているほか、本体端末でのUSB録画やモバイル端末向けアプリの提供などにより、さまざまなニーズに応えてきたという。

 今回パナソニックでは、ニューノーマルの時代の働き方に貢献するサービスとして、Web会議の簡便さを取り入れ、ビデオ会議システムと簡単にハイブリッドな接続を実現できる「HDコム」ベースのクラウドサービスを開発した。

 社内の「HDコム」と社外ネットワークに接続された取引先の「HDコム」の接続も可能で、国内・海外を問わず、同サービス上でのミーティングに招待することによって会議を開催できるという。なお、社外との接続でも社内ネットワーク機器の再設定は不要とした。

 また、PCはWebブラウザ、スマートフォンは専用アプリにより、同様に会議に参加でき、環境を選ばずに利用できるとのことだ。