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三井情報、製造業向けにAWS上のIoTプラットフォーム構築を支援するサービスを提供

 三井情報株式会社は17日、製造現場にある設備やセンサーのデータを、Amazon Web Services(AWS)上で収集・蓄積・可視化および時系列分析までを行うIoTプラットフォームの構築を支援する「IoTプラットフォーム構築支援サービス on AWS」の提供を開始した。

 三井情報では、IoTデータはツールによって通信方式やデータ形式が異なるため、データを連携するIoTプラットフォームの構築にはセンサーや設備を提供する企業やデータ蓄積基盤を構成する企業との調整が必要となり、現場担当者の負担になっていたと説明。こうした状況を受け、IoTプラットフォームの構築をワンストップで支援するサービスを提供する。

 サービスでは、各機械から出力されるデータを安全にPI Systemへ送信するゲートウェイ「MKI Intelligent GW」や、MKI Intelligent GWから受信したデータをリアルタイムにつなぎ合わせて収集し、一元的に可視化できるデータ基盤となるOSIsoftの「PI System」、時系列データの可視化に特徴を持ち、プログラムなしでデータの分析を可能にする「Seeq」、リレーショナルデータベース「Amazon Aurora」など、AWS上へのIoTプラットフォームの構築を支援し、各システム間連携にかかる負担を軽減することで、企業のデータ利活用を後押しする。

 三井情報では、IoTプラットフォームで可視化されたデータを「故障予兆検知」や「運用最適化」へ活用することを検討する顧客に対し、必要なシナリオや予測モデルなどの作成を支援する「コンサルティングサービス」も提供。IoTプラットフォームの導入と導入後のデータ利活用の両面から支援し、製造業界のDXと企業変革力の強化を推進していくとしている。

IoTプラットフォームの構成イメージ