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ニュートン・コンサルティング、金融機関向けシステム監査関連サービスを提供

 ニュートン・コンサルティング株式会社は26日、金融機関および金融機関向けにサービスを提供する企業を対象に、公益財団法人金融情報システムセンター(以下、FISC)などが策定するガイドラインに準拠するためのシステム管理体制の構築・改善の支援と監査サービスを開始すると発表した。

 ニュートン・コンサルティングでは、FISCが策定する「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」や「金融機関等のシステム監査基準」は、金融機関において幅広く活用されており、金融情報システムにおける外部委託や昨今のFinTech、クラウドサービスの定着を踏まえて改訂が重ねられていると説明。そのため、金融機関のみならず、金融機関向けにサービスを提供する企業も対応が求められるようになったが、FISCのガイドラインは他と比べてより具体的で金融機関の業務に特化した専門性の高い内容となるため、必要性を認識しながらも対処に苦慮している企業も多いと指摘している。

 こうした状況を受け、ニュートン・コンサルティングではこれまでの知見を基に、FISCなどのガイドラインを読み解き、それに準拠したシステム管理体制の構築や改善を支援するとともに、有効性を重視した監査を行うサービスを提供。FISC安全対策基準やその他指針への準拠により、金融業界における顧客の企業価値を高めることに貢献するとしている。

 提供するサービスのうち、「金融機関向け(金融サービスプロバイダー含む)システム管理体制構築・改善サービス」では、FISCの各種ガイドラインや各種基準準拠に向けて、現状分析の上、FISC安全対策基準などが定める「金融機関のあるべき姿」と現状のギャップを特定し、運用体制や各種ガイドラインが求めるレベルをルール・プロセスに落とし込み、運用として定着化を支援する。期間は4カ月から。価格は応相談。成果物として、体制構築計画書や実施結果報告書などを提供する。

 「金融機関向け(金融サービスプロバイダー含む)システム監査サービス」では、金融機関のITシステムに精通したコンサルタントが、FISC安全対策基準やシステム監査基準などへの準拠を支援する。期間は4カ月から。価格は応相談。成果物として、監査計画書やシステム監査シート、外部向け公開レポート、実施結果報告書を提供する。