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マクニカネットワークスが「F5 Shape Security」を販売、オンライン詐欺などへの対策を支援

 マクニカネットワークス株式会社は23日、米F5 Networksと不正ログインなどを防ぐセキュリティソリューション「Shape Security」の販売代理店契約を締結したと発表した。

 現在、IDやパスワードといった個人のクレデンシャル情報を狙う攻撃が増えており、サービスの運営側でもさまざまな対策を導入しているものの、攻撃が日々高度化される中で、有用な手段が限られてしまっているとのこと。

 「Shape Security」は、こうした状況に対処するためのセキュリティソリューションで、マウス操作やキーの入力状況、アクセス環境、端末情報などを収集し、人からのアクセスか、ボットからのアクセスかを高精度で判別し、複雑かつ高度な攻撃にも対処可能な防御機能を提供するという。

 また、クレデンシャルスタッフィングなどのマニュアルによるアカウントテイクオーバー(ATO)攻撃のブロック、パスワードリスト型攻撃やWebスクレイピング攻撃からの防御、ギフトカードやポイントシステムへの詐欺に対するセキュリティなども提供されるほか、独自のJava Scriptを使った、セキュリティ強化プロセスの簡素化も行えるとしている。

 さらに、セキュリティオペレーションセンター(SOC)のフルマネージドサービスが含まれ、サービスの開始に必要な環境構築から監視・障害対応、セキュリティ対策まで、精度の高い運用保守サービスが包括的に提供されるとした。

 今回、セキュリティ分野で実績を持つマクニカネットワークスが「Shape Security」を販売することにより、エンドユーザーはセキュリティを担保しつつ、本来の業務に集中して取り組むことが可能になるほか、同社による日本語サポートを受けられる点もメリットとのことだ。

 なお対象としては、小売り・eコマース、オンラインバンキングなどの金融機関、旅行・ツーリズム、保険、携帯キャリア業界、政府機関といった業種に加え、予約システムなどの運営者、Webサイトの管理を行っている情報システム部門、オンライン上のギフトカードやポイントシステムの管理者などにも訴求するとしている。