アシスト、ITサービスマネジメント変革ソリューションとして「ENISHI」をリニューアル

　株式会社アシストは17日、2010年より提供してきたITサービスマネジメント実践ソリューション「ENISHI」をリニューアルし、新たにITサービスマネジメント変革ソリューションとして提供開始すると発表した。

　「ENISHI」は、IT部門が抱えるさまざまな課題を解決するために、各種運用管理ツールの取り扱いと、年間6000社以上の顧客企業への技術支援で培った経験、ノウハウ、事例をもとに、最小の設計と実装負荷で高品質なITサービスを提供する仕組みを体系化したもの。2010年より提供を開始している。

　今回は、デジタルトランスフォーメーション（DX）推進やテレワーク対応によるIT投資計画の見直しなどのさまざまな要因のもと、IT部門が企業のビジネス継続やイノベーションを支えるために、ITサービスマネジメントの継続的改善に取り組めるよう支援するソリューションとして、この「ENISHI」をリニューアルした。

　新たな「ENISHI」では、アシストの取り扱い製品だけでなく、Infrastructure as Code（IaC）、DevOps、クラウドなど、注目度の高い分野の製品も視野に入れ、IT部門が抱える課題の解決や、ITによる企業力向上を実現するために最適な製品・サービスを提供するという。

　なお、ITサービスの企画から運用にいたるライフサイクルを「サービス基盤」「サービス品質」「システム管理」「サービス管理」「統合・ガバナンス」の5つのエリアに分けるともに、「自動化・自律化」の推進を目的とした各種ソリューションを通して、変化するITサービスマネジメントの継続的改善を支援していく考えだ。

サービス基盤

ITサービスの基盤となるクラウド、仮想基盤に対してサーバー、ネットワークの構成を管理するための製品・サービス。IT資産管理／構成管理、インフラ管理などが含まれる

サービス品質

開発よりアプリケーションを引き継ぎ、デプロイやテストを実施し、リリースを管理するための製品・サービス。CI/CD、負荷テスト、操作テスト、サービス管理・APMなどが含まれる

システム管理

サービスインしたITサービスの正常な運行を管理する製品・サービス。統合イベント管理やRPA／RPA管理、システム監視、ジョブ管理などが含まれる

サービス管理

ITサービスにおけるインシデントや顧客要望を受け付け、問題解決や変更要求などを管理する製品・サービス。インシデント管理やサービスデスクなどが含まれる

統合・ガバナンス

ITサービスのあらゆるデータを活用し、判断や計画に利用するデータドリブン型の管理を行う製品・サービス。イベント分析やダッシュボードなどが含まれる

自動化・自律化

運用データを活用し、自動化を推進。またAIによる判断支援を行う製品・サービス。運用自動化やAIOpsなどが含まれる