東京エレクトロン デバイス、屋内測位ソリューションを簡単に構築できる「Cassiaロケーショニングキット with Azure」を販売

　東京エレクトロン デバイス株式会社（以下、TED）は21日、三点測位技術に基づいた屋内測位ソリューションを簡単に構築できる「Cassiaロケーショニングキット with Azure」の販売を開始した。

　Cassiaロケーショニングキット with Azureは、米Cassia NetworksのBluetoothルーターおよびクラウドベースの管理コンソールと、低消費電力なBluetoothビーコンを組み合わせ、目的や環境に即した測位ソリューションを低コストで短期間に構築できるキット。

　Bluetoothビーコンを装着した資産や人の位置情報をBluetoothルーターにより収集し、Microsoft Azure上で稼働する管理コンソール（Cassia IoTアクセスコントローラー）独自の測位アルゴリズムにより、マッピングと可視化を行う。測位ツールやシステム開発を別途行う必要がなく、PoCから実運用システムまで幅広い用途に適用できる。

「Cassiaロケーショニングキット with Azure」のイメージ

　長距離通信が特徴のCassia Bluetoothルーターにより、ルーターの設置台数と設置作業工数を削減でき、約2年間の長時間稼働が可能なBluetoothビーコン（加速度値／電圧値なし、1secインターバル設定時）により、電池交換などの運用負荷とコストを軽減する。

　Cassiaロケーショニングキット with Azureの価格は29万8000円（税別）。キットには、Cassia NetworksのBluetoothルーター「E1000」4台、ラピスセミコンダクタのBluetoothビーコン5台、E1000管理ツールライセンスとしてIoTアクセスコントローラー（初期設定済）5年間ライセンス（Bluetoothルーター4台まで）、Azure利用料金2万円分（利用期限は購入月を含め3カ月後の月末まで）、構築手順書（ビーコン情報のAzure環境での可視化までの手順、BLEルーターの設置に関するマニュアル）、Azureアカウント登録申込書が含まれる。