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リコー、非接触で繰り返し書き換え可能なラベルシステムの新製品「RICOH Rewritable Laser System L3000/C3000」を発表

 株式会社リコーは16日、非接触で繰り返し書き換え可能なラベルシステム「リコー リライタブル レーザーシステム」の新製品「RICOH Rewritable Laser System L3000/C3000」を発表した。発売は2020年春。

 リコー リライタブル レーザーシステムは、半導体レーザーを用いたリライタブルレーザーマーカーと、専用のリライタブルレーザーメディアにより、非接触で繰り返し約1000回の表示書き換えが可能なラベルを実現するシステム。メディアは、レーザー光を吸収して発熱することで、出荷情報の文字やバーコードを印字・消去する。

レーザー光による消去

 レーザーによる非接触記録方式のため、ラベルを対象物に貼り付けたまま高速印字/消去が可能。リコーの独自技術により、配送センターや生産工場の現場で要求されるタクトタイム(工程作業時間)に対応できる印字/消去を実現した。

 専用のリライタブルレーザーラベルは、レーザー印字方式の特徴を生かした層構成にすることで、上層に厚い「UV・酸素」遮断層を形成し、印字表示を劣化させる紫外線と酸素を高レベルで遮断。直射日光および酸素による劣化を防ぎ、屋外環境での長期間使用を実現した。

 新製品のRICOH Rewritable Laser System L3000/C3000は、高速な消去・印字はそのままで、従来セットで必要だった消去機とマーカーの一体化を実現。一台で消去・印字が可能となり、設置スペースおよび導入コストの削減を実現した。

製品画像