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富士通BSC、RPAの開発から運用をトータルでサポートする「RPAマネジメントサービス」を提供開始

 株式会社富士通ビー・エス・シー(以下、富士通BSC)は30日、RPAの開発から運用を一括して実施するサービス「FUJITSU BPOサービス RPAマネジメントサービス(以下、RPAマネジメントサービス)」を、富士通株式会社のサービスとして11月から提供すると発表した。

 RPAマネジメントサービスは、UiPath株式会社のRPA製品「UiPathプラットフォーム」をサービス基盤として、RPAの開発作業とともに、開発後の日々のロボット実行、運用監視、トラブル対応に加え、RPA適用業務の追加・変更時に発生するロボットの作成などの業務を一括して行うサービス。UiPathでのトータルサービスは国内初となるという。

 富士通BSCでは、RPAは既存システムに改修を加えることなく、これまで手作業で行っていた業務プロセスを自動化でき、人的コストの削減など多くの効果が期待できることなどから注目を集めているが、一方で、利用部門において導入が容易なため、開発・運用が先行し、IT部門が把握・管理できていないという、いわゆる野良ロボット問題が発生していると説明。

 こうした課題に対して、富士通BSCのこれまでのシステム運用・監視の実績やRPA開発の経験、知見を生かし、RPA開発や運用業務を一括して代行することで、野良ロボット化を防ぎ、業務の効率化をサポートする。これにより、企業がRPAに関する業務に人的リソースを投入することなく効率化でき、削減できたリソースを戦略的業務へシフトすることが可能になるとしている。

 サービスでは、デスクトップ型RPAと同等のコストで、サーバー型RPA機能の利用が可能。また、UiPathソフトウェアもサービスに含むため、RPAソフトウェアを購入せずに利用できる。

 サービスは、富士通株式会社による「FUJITSU BPOサービス」として提供。導入・構築サービス、運用サービス、ロボットメンテナンス、インシデント追加対応の各メニューを用意する。価格はいずれも個別見積もり。富士通BSCでは、2021年度中に累計70ユーザー、累計売上7億8000万円を目標とする。