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Qlik、最新クラウドアナリティクス製品「Qlik Sense Business」を発表

 米Qlik Technologies(以下、Qlik)は米国時間1日、最新のクラウドアナリティクス製品「Qlik Sense Business」を発表した。

 Qlik Sense Businessは、これまで提供してきた「Qlik Sense Cloud Business」の後継となるソリューション。最新のテクノロジーにより、従来製品よりもさらに充実したアナリティクスを提供でき、現在、Qlik Sense Cloud Businessを利用中の顧客は、Qlik Sense Businessに移行することで、Qlikを使ったクラウドでのアナリティクスを容易にアップグレードできるとしている。

 Qlik Sense Businessは、Qlikの連想エンジン、セルフサービスによるアプリ作成、ビジュアルデータ準備、インタラクティブダッシュボード、スマート検索などが利用可能で、AIによるインサイトの自動生成や、40を超えるデータソースへの直接接続が可能となる。

 個人ユーザーが自身のコンテンツを作成・共有するためのパーソナルスペースや、ユーザーが共同で開発を行い、アプリへのアクセスを制御するための5つの共有スペースを備え、エンタープライズ向けの「Qlik Sense Enterprise」と同じ新デザインのハブにより、エンドユーザーがコンテンツを容易に管理・共有することが可能。新しい管理コンソールとMyQlikポータルを使ったセルフサービスによる管理といった特徴を備える。

 Qlikでは、Qlik Sense Business発売と同時に、Qlik Sense September 2019をリリースし、コアプラットフォームを更新した。Qlik Sense September 2019では、Qlikコグニティブエンジンに新しいNLP(自然言語処理)機能が加わり、自然言語による検索とQlik Senseがもつインターフェイスの両方に対応でき、インサイトアドバイザーを使用する際、ユーザーは自然言語のみを使って検索条件を入力することもできる。Qlikコグニティブエンジンが探索文字列を解析し、検索条件をもとにユーザーの意図を理解して、正しいデータとインサイトを提供する。

 また、Qlik Sense September 2019では、SalesforceとSnowflake用のコネクターも新しくなった。いずれも、Qlik Sense Business、Qlik Sense Enterprise on Cloud Services、Qlik Sense Enterprise on Kubernetesを含む、Qlik Senseのすべてのエディションおよび導入オプションにおいて提供を開始している。