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富士通、服などの商品の貸し出しが可能なシェアリングサービス基盤をSaaSで提供する「Dassen boutique」

 富士通株式会社は19日、アパレルなどの小売業向けに、シェアリングサービスのSaaS基盤となる「FUJITSU Retail Solution Dassen boutique(ダッセンブティック) シェアリングアプリ」(以下、Dassen boutique)を、同日より販売開始すると発表した。

 富士通ではこれまで、三越伊勢丹などの事業者とともに、オンラインと実店舗を融合したシェアリングサービスの共創や、そのサービス基盤の開発と検証を進めてきた。

 今回発表された「Dassen boutique」は、そこで得られたノウハウを踏まえ、シェアリングサービスのスムーズな立ち上げを支援するソリューション。アパレルなどの小売業を対象としており、服などの商品の閲覧やレンタル予約とクレジットカード決済、チャットによる販売員とのコーディネート相談、QRコードによる商品情報の読み取りなどが行える顧客向けのモバイルアプリと、商品の個品管理やレンタル予約に応じた在庫管理の機能を提供する事業者向けシステムで構成される。

モバイルアプリの画面イメージ

 また、服や雑貨などの複数商品を、一定期間に定額でレンタル可能にするサブスクリプション型サービスの機能をあわせて提供。今後も、さらなる機能拡充を図り、多様なニーズに対応したシェアリングサービスの提供を支援するとした。

 「Dassen boutique」の価格(税別)は、初期費用600万円、月額費用が30万円(税別)から。

 なお、三越伊勢丹が銀座三越3階で運営しているドレスシェアリングサービス「CARITE(カリテ)」において、サービス基盤として採用されたとのことだ。