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富士ゼロックス、営業活動の生産性向上を支援する「営業情報資産活用ソリューション」

自社にも導入、活用経験やノウハウも踏まえて提供へ

 富士ゼロックス株式会社は24日、営業活動の生産性向上を支援する「営業情報資産活用ソリューション」を提供開始すると発表した。同ソリューションでは、ウイングアーク1st株式会社のBIツールを用いて構築した顧客情報統合データベースを活用しているという。
 「営業情報資産活用ソリューション」は、クラウド名刺管理サービス「SkyDesk Cards」によってデジタル化され、基幹システムやSFAなどに蓄積されている名刺情報、その他の顧客情報、商談情報、販売状況、契約内容、複合機やプリンタの利用・故障状況、仕入れ商品、調査会社による分析など、さまざまな社内外の情報を、独自に構築した情報活用基盤に集約・統合データベース化し、情報活用基盤として利用できるようにするもの。

 同基盤に集約される情報は、ウイングアーク1stの「Dr.Sum」「Dr.Sum Connect」「MotionBoard」などのBIツールやAI、RPAなどの技術を活用して、データおよびレポート形式の標準化・共通化を実施する。

 こうして、企業内はもちろん、グループ企業すべてにおいて情報が標準化・共通化され、必要に応じてレポート形式で提供されるようになることで、営業やエンジニア、スタッフが都度さまざまなデータベースにアクセスし、報告書や提案書を作成するような付帯業務の削減が見込めるとのこと。富士ゼロックスでは、その分の時間を、顧客との面談時間など売上向上に結びつく活動に振り向けられるようになるとしている。

 なお同社は、顧客面談時間の20%増加を目指し、このシステムを社内においても導入しているとのことで、営業組織が実践しているソリューションとして、その活用経験やノウハウを踏まえ提供していく考えだ。

 最小構成では10ユーザーからの提供となり、オンプレミス形態では初年度保守費用を含めて230万円(税別)から。クラウド形態では、初期費用が10万円(税別)、月額費用が3万円(税別)からとなる。