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ラックとNEC Asia Pacific、APAC地域のサイバーセキュリティ分野で協業

中堅・中小企業を対象としたセキュリティ監視サービスを提供へ

 株式会社ラックとシンガポールNEC Asia Pacific(以下、NEC APAC)は18日、アジア太平洋(APAC)地域のサイバーセキュリティ分野で協業すると発表した。今回の協業に伴いラックとNEC APACは、共同で、中堅・中小企業を対象としたセキュリティ監視サービスを2019年末までに提供開始するという。

 新たに提供するサービスは、ラックのセキュリティ監視センター「JSOC」および「サイバー救急センター」において培った、実際のインシデント対応経験とノウハウにより実現されるとのことで、そうしたノウハウを結集して自動化を行うほか、クラウドを活用することにより、高品質かつ低価格なサービスを提供するとしている。

 さらに両社では、ハンズオンを中心としたサイバーセキュリティトレーニングサービスをAPAC地域の企業などに向けて提供する。このサービスでは、組織内のサイバーセキュリティ対策に対する意識向上を目指すものから、マルウェア解析、インシデントレスポンス、不正アクセス分析、デジタルフォレンジック、脆弱性診断などを行う技術者を育成するものまで、体系的なプログラムを用意するとした。

 このほかラックは、日本で24年間かけて培ったサイバーセキュリティインテリジェンスとSecurity Operation Center(SOC)運用ノウハウにより、NEC APACが運用しているSOCの対処能力を向上され、APAC地域で包括的なインシデントレスポンスサービスを提供できるように支援するとのこと。