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HOYAデジタルソリューションズ、生産設備向けの予知保全システム構築サービスを提供

 HOYAデジタルソリューションズ株式会社は6日、設備機器メーカーを主な対象として、IoT向け通信技術とAIによるデータ分析を活用し、予知保全構築サービスを提供開始すると発表した。

 生産設備の保全では、日常的に点検・修理することで故障を未然に防ぐ方法が採用されてきたが、IoTやAIといった技術の発展に伴い、故障の予兆を事前に検知し、計画的な保全を行う方法が主流になってきたという。

 今回、HOYAデジタルソリューションズが提供するサービスは、こうした予知保全システムの構築を支援するもの。設備機器に取り付けられたセンサーからの情報を収集したうえで、機械学習、AIなどの技術を用いて分析することで、生産設備の予知保全を適切に行えるようにするとのこと。

 具体的には、予知保全システムの全体構成プランを作成・検証するほか、振動・温度などの各種センサーや、低コストで要件を満たす無線通信技術を同社が選定する。また、クラウドなどを活用したデータ蓄積環境の構築と、AIによるデータ分析判定機能を提供。モニタリングシステムの構築も実施するとした。

 なお、すでにセンサーが組み込み済み、診断アルゴリズムを保有済みといった企業に対しては、通信やモニタリングシステム構築といった部分のみを提供することもできる。