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NTTデータ、COBOLをJavaに変換してシステム基盤集約・クラウド移行を実現するアプリケーション移行サービスを提供

 株式会社NTTデータは11日、株式会社ジェイ・クリエイションと協業し、既存システムのCOBOLをJavaに変換することで、システム基盤集約やクラウド移行を実現するアプリケーション移行サービスを提供すると発表した。

 NTTデータでは、これまで企業が保有するIT資産は、COBOLやJavaなどの開発言語が混在することにより、システム基盤ごとに運用管理者の確保が必要など、コスト面での課題があッタと説明。また近年では、デジタル化が進むにつれて、既存システムの基盤集約やクラウド移行のニーズが高まっているとして、こうした要望に対応すべく、開発言語として多く利用されているCOBOLをJavaに変換することで、システム基盤集約やクラウド移行を実現するアプリケーション移行サービスを提供する

 サービスは、ジェイ・クリエイションが提供するCOBOLをJavaに変換する移行サービス「VENUS」を、NTTデータが提供するアプリケーションフレームワーク「TERASOLUNAフレームワーク」上に組み込むことで実現する。

 COBOLとJavaが混在する既存システムの基盤集約が可能で、クラウド対応のTERASOLUNAフレームワーク上にアプリケーション資産を移行することで、クラウド移行に対応。また、変更頻度の高い既存アプリケーション資産の保守効率化を狙った再構築(リファクタリング)に、生産性向上可能なTERASOLUNA開発ツールを利用できる。

 NTTデータでは、同社のシステム基盤構築のノウハウやオフショア体制を活用し、効率的かつコストを抑えたサービスを提供することで、さらなるビジネス展開を図っていくと説明。今後は、アプリケーション開発に関わる作業を自動化する「TERASOLUNA開発ツール」の活用と、アプリケーション移行サービスの提供により、2020年度末までに50億円の売上を目指すとしている。