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NECネッツエスアイ、ネットワークやセキュリティ脅威の状況を可視化できる生産現場向けソリューション
2018年10月2日 16:09
NECネッツエスアイ株式会社は2日、生産現場のネットワークの稼働状況やセキュリティの脅威状況を可視化する「FAネットワークモニター」を、同日より販売開始すると発表した。ジュニパーネットワークス株式会社のIT可視化ソリューションと、萩原テクノソリューションズ株式会社の産業用コンピュータを組み合わせて提供するという。
FAネットワークモニターは、生産現場におけるネットワークを安定稼働させるため、ネットワークの稼働状況と、マルウェアなどのセキュリティ脅威を可視化するソリューション。工場のレールに設置可能な端末で通信をキャプチャし、それを分析して可視化を行う仕組みで、ネットワークの構成変更などの手間を掛けずに可視化を実現できるという。
ネットワークの可視化については、機器の状態を機械学習させ、グループ内で異なるふるまいをしているものを抽出する手法を利用。“仲間外れ”を検知して障害発生前に調査を行えるので、ネットワーク機器などの製品劣化による故障予測、生産ライン機械の予兆検知と予防交換が可能になるという。
一方のセキュリティ脅威については、標的型攻撃において攻撃者の行動を構造化した“サイバーキルチェーンモデル”を利用して可視化することで、どのフェーズで侵入されたか、どのチェーンを断ち切る対策が良いのかなどを把握できるとしている。
なお可視化については、ネットワーク可視化、セキュリティ脅威の可視化のどちらか一方を選択することも可能とした。
価格は個別見積もり。NECネッツエスアイでは、今後3年間で3億円の販売を目標としている。