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カスペルスキー、産業用制御システム向けセキュリティサービス「Kaspersky Industrial CyberSecurity」の最新版を提供

 株式会社カスペルスキーは、産業用制御システム向けの包括的なサイバーセキュリティサービス「Kaspersky Industrial CyberSecurity(以下、KICS)」に含まれる「KICS for Networks」の最新版(バージョン2.7)を、10月3日に提供開始する。法人を対象にパートナー企業経由で販売する。

 KICSは、産業用制御ネットワークおよびネットワークに接続されたPLC(Programmable Logic Controller)やSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)などを監視する、産業用制御システムの保護を目的とした、ソフトウェアとサービスを含む製品。

 ソフトウェアは、ネットワーク上の通信を監視する「KICS for Networks」と、エンドポイントを監視する「KICS for Nodes」で構成され、ITシステムとは異なる産業用制御システムの制約や運用ポリシーを踏まえ、既存の制御プロセスを変更することなく最適なサイバーセキュリティ対策の導入を支援する。

 最新版では、新たにオムロンのFINSを含む20あまりのプロトコルをサポートし、適用可能な制御システムを増やした。また、利用ライセンス構成を変更し、それに合わせた価格体系も変更。価格(税別)は、KICS for Networks 2.7のサーバー版年間ライセンスが930万円から、センサー版年間ライセンスが133万円から。