ニュース

イグアス、企業のBCPを支援する災害シミュレーションパッケージを販売

 株式会社イグアスは2日、マップマーケティング株式会社と国内における販売代理店契約を締結し、マップマーケティングの災害シミュレーションパッケージ「TerraMap BCP」を独占販売すると発表した。

 TerraMap BCPは、想定地震のリスクをマップ上でシミュレーションしながらBCP対策を図り、事業や従業員を保護できるように支援するソフトウェア。取引先とのサプライチェーンはもとより、顧客、事業所、従業員のリスク軽減に向けて、計画策定や備蓄品の最適化を支援できるという。

 具体的には、各種想定地震を選択して震度、津波の高さ、液状化レベルを瞬時に地図上でシミュレーションし、事業所などのリスクを見える化するとのことが可能。自社・拠点・事業所とそれに関連する子拠点、従業員、サプライヤ、顧客などを住所から地図プロットし、それぞれに関連するデータ(事業所と従業員、拠点と部品工場など)を登録できるため、離れている場所の計画も立案できるとのこと。

 さらに、原子力発電所など、任意の指定位置からの距離圏(災害圏)を出力する機能も備えている。

 価格は、1ライセンスが79万8000円(税別)。

 イグアスでは、開発元であるマップマーケティングとともに、ソフトウェアの販売のみならず、TerraMap BCPを基盤としたカスタマイズにも対応すべく協業を推進する考え。販売はイグアスのパートナーを通じて行い、初年度50ライセンスの販売を目指すとしている。