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日商エレ、CASBを使ったシャドーIT対策「クラウドセキュリティ診断サービス」を提供

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は19日、企業におけるクラウドサービスの利用状況の調査やリスク分析の診断サービスをスポットで利用できる、CASB(Cloud Access Security Broker)を使ったシャドーIT対策「クラウドセキュリティ診断サービス」を10月1日に開始すると発表した。

 日商エレでは、世界的にクラウドサービスの利用は増加傾向にあるが、企業側の承認なく社員や事業部門が勝手に持ち込むクラウドサービス(シャドーIT)の例も増え、意図しない情報漏えいのリスクが高まっていると説明。

 開始するクラウドセキュリティ診断サービスは、クラウドセキュリティ対策のファーストステップとして、自社の現状把握に役立つCASBを使ったサービス。顧客が運用するプロキシやファイアウォール装置のログ情報を基にシャドーITを特定し、リスクの高いユーザーやクラウドサービスを割り出す。

 専門のセキュリティアナリストが現状を分析、調査開始から約20日後には対策への提案などを含めたレポートを提供し、顧客はクラウドセキュリティ強化の施策に活用できる。

 サービスの参考価格は、1回あたり75万円(税別)からで、スポットで利用が可能。日商エレでは、2018年度に25件、2020年度に50件の導入を目標とする。

 また、今回のクラウドセキュリティ診断サービスを皮切りに、今後、CASBを導入した顧客に対して、運用ルール策定、リスク制御、情報漏えいの原因特定などを含めたCASB導入後の安定運用、セキュリティ強化支援を提供する、運用支援サービスの提供も検討する。