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RPAテクノロジーズ、クラウドワークス、パナソニックの3社、人材もセットで提供するRPA導入支援サービス「Forge RPA」を開発

 RPAテクノロジーズ株式会社、株式会社クラウドワークス、パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社(以下、パナソニック)の3社は31日、RPAツールとサポート人材をセットで提供する「Forge RPA」ソリューションを共同開発したと発表した。サービスの提供開始は9月を予定する。

 現在、国産、海外産を問わずさまざまなRPAツールが登場しており、企業内の作業を省力化できるソリューションとして高い注目を集めている。しかし導入企業が急増する一方で、RPA導入に必要不可欠な業務分解やソフトウェアロボットの作成・保守のスキルを持つRPA人材が不足しており、さらなる普及のボトルネックになってしまっているという。

 そこで、企業のRPA導入、運用、保守までをクラウドワーカーがサポート可能な仕組みを創出することにより、RPA市場のいっそうの加速を図るとのこと。あわせて、クラウドワーカーが専門知識・スキルを身に付け、より高単価な案件を受注するための支援も行うとした。

 製品としては、RPAテクノロジーズがRPAツールを、パナソニックがOCRソフトウェアをそれぞれ提供。RPAとOCR双方の導入により、帳票などの紙のデータ化からシステムへの入力といった一連の業務を、すべて自動化できるように支援する。

 また、ツール導入や運用・保守においてつまずく部分を、専任コンサルタントあるいはRPAサポート人材によってサポートする仕組みも整えるとしている。

 人材提供にあたって、クラウドワークスは自社のクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」に登録するクラウドワーカーの中から、RPA/OCRの導入支援と、その後のアフターサポートを担う人材を育成するとのことで、2019年度中に1000人の育成支援目標を掲げている。さらに今後は、RPAやOCRを扱えるだけではなく、マーケティングをはじめ、各専門分野の知識を持ったRPAサポート人材の育成も進めていくとした。

 なお3社では、対応可能なRPA業務の例として、手書きの帳票などのデータ化とシステムへの入力業務といった「受発注業務」、市場・競合調査や価格調査、データベース更新などの「情報収集業務」、テキストやレポートの正誤チェックといった「チェック業務」、名刺、アンケート、領収書など、紙のデータの集計と分析を行う「紙データの集計と分析」、などを挙げている。