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NTT Com、GCPを活用したハイブリッドクラウドによるデータ分析ソリューションを提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は20日、NTT Comの企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud(以下、ECL)」およびデータセンターサービス「Nexcenter」と、Googleのクラウドサービス「Google Cloud Platform(以下、GCP)」を組み合わせたデータ分析ソリューションの提供を開始した。

 ソリューションでは、NTT ComがECLやNexcenterに加えて、GCPも一元的に提供。顧客の重要なデータをセキュアにECLやNexcenterに蓄積し、GCPに流通させるデータについてはETL(Extract Transform Load)を用いた加工や秘匿化を実施することで、GCPの機械学習などを活用して分析することを可能にする。

 GCPへのプライベートネットワーク接続を可能にするGoogle Cloud Partner Interconnectの機能を活用し、NTT Comがクラウド・コロケーション接続サービス「Software Defined Exchange Service」を提供。これにより、GCPとECL/Nexcenter間の最大1Gbpsでのプライベート接続が実現し、顧客のデータのセキュアな流通が可能となります。さらに、Google Cloud Dedicated Interconnectの機能を活用して、NTT ComがGCPとNexcenter間を10Gpbsでプライベート接続するメニューも提供する。

 利用企業は、Googleが持つビッグデータを駆使した機械学習済みモデルやデータマネジメントツールなどを活用できる。NTT Comが顧客の用途に合わせてコンサルティングし、Googleの暗号化機能を利用することで、セキュアで最適なデータ分析を行える。

 また、NTT ComがGCPのロギングサービス「Enterprise Cloud Monitoring Logs」を提供する。これにより、顧客はECLで運用するシステムのサーバーログを可視化、分析することが可能となり、システム全体の運用管理稼働を軽減できる。

 NTT Comでは今後、音声、画像、動画などのさまざまなデータ活用の実現に向け、データ分析ソリューションをさらに拡充していくとともに、顧客データのライフサイクルをトータルでサポートしていくとしている。