安川情報システムのIoTプラットフォーム「MMCloud」、SORACOMとの連携を発表

　安川情報システム株式会社は9日、同社が提供するIoTプラットフォーム「MMCloud」が、株式会社ソラコムが提供するIoT通信プラットフォーム「SORACOM」と連携すると発表した。

　MMCloudは、IoT/M2M関連技術を用いて収集した機器の稼働情報をベースに、関連するさまざまな情報を管理するライフサイクルマネジメント支援クラウドサービス。柔軟なステータス表示、異常データの検知、故障予測などの機能を有し、システムを一から開発する必要がなく、IoTをより手軽に実現できる。

　連携では、SORACOMのクラウド連携サービス「SORACOM Funnel」の「Partner Hosted Adaptor」としてMMCloudを追加。これにより、従来はデバイス側でドライバー開発が必要だったクラウド接続を迅速に実現でき、ブラウザーからの設定でデバイスが取得したデータをMMCloudに連携し、可視化・分析することが可能になる。

　安川情報システムでは、、顧客デバイスへの追加開発なしにMMCloudに接続できる機能を有する「MMCloud Ready」機器を増やす取り組みを行ってきており、今回ソラコムのサービスと連携することで、SORACOM経由でMMCloudの使用を希望する顧客の使いやすさを向上するとともに、安全な通信とより容易な接続手段を提供できるようになるとしている。