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アイティフォー、各種ソリューションとサーバーインフラ・運用をワンストップで提供する「IPaC」

 株式会社アイティフォーは21日、同社のソリューション製品を検討する顧客を対象に、パッケージ導入からネットワーク構築、運用までをワンストップで提供するクラウドサービス「IPaC」の提供を開始した。

 アイティフォーでは従来、ECサイト構築パッケージ「ITFOReC」、小売業向け基幹システム「RITSクラウド」、コンタクトセンター向けシステム「Aspect製品」など、など一部のパッケージソフトについてクラウドでの提供を行ってきた。

 一方、顧客からは「サーバーリソース容量を自由に選びたい」「任意の物理機器をクラウド環境に設置したい」「強固なセキュリティを担保したい」といった要望があったことから、これらに対応するクラウドサービスとしてIPaCを提供する。

 IPaCの月額利用料(税別)は、vCPU(仮想CPU)が1コア2500円、メモリが1GB1000円、ストレージは1GB10円など。CPUを1コアずつ指定できるなど、メモリ、ストレージ、仮想ルーター、専用回線配線などのサーバーリソース容量を自由に選択できる。

 任意の物理機器もクラウド環境に設置可能で、柔軟なシステム基盤の構築が可能。また、金融機関など強固なセキュリティを求める声に応えて、仮想サーバー単位での暗号鍵の設定に対応した。要望に応じて、PCI DSSへの対応も可能。また、ホスト型ファイアウォールも採用し、同じセグメントのサーバーでも許可がない限り相互のデータ通信はブロックされるため、ウイルスの拡散防止にも有効としている。

 アイティフォーでは、従来のクラウド対応製品をIPaCでの提供に切り替えるとともに、今後は金融機関向け製品や公共機関向け製品など、要望に応じてクラウド対応製品を順次拡大していく。