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フォーバルテレコム、RPAツールとEAIツールの連携で業務の完全自動化を実現

 株式会社フォーバルテレコムとインフォテリア株式会社は24日、フォーバルテレコムが、複雑な業務やバックエンド業務に至るまでの一連の業務処理を完全自動化するため、NTTアドバンステクノロジのRPAツール「WinActor」と、インフォテリアのデータ連携ツール「ASTERIA WARP」を連動したと発表した。

 フォーバルテレコムでは5年前にASTERIA WARPを導入し、受注・決済に関する業務処理を自動化していた。しかしその後のビジネス拡大により、手作業を中心として人的労力を伴う処理件数が増え、担当者の業務時間が大幅に増加してしまっていたという。

 そこで2017年6月にRPAツールのWinActorを導入し、ASTERIA WARPで生成したデータをもとにした請求書の作成業務など、月末月初に集中するPC上での単純作業を自動化した。

 一方で、代理店から入手した情報を基幹システムへ登録する業務などでは、ASTERIA WARP実行前に登録データを特定のフォルダーにセットする、といった事前処理が必要になっていた。

 フォーバルテレコムは、こうした有人操作を必要とする60種類の処理についても、事前処理にWinActorを利用し、フロントエンドからバックエンドまでの処理を完全自動化したとのこと。これにより、担当者の業務負荷は大幅に削減され、人的ミスの防止にも効果が出ているとした。

 具体的には、月末月初に集中する担当者の業務が大幅に削減され。現在、すでに月8時間以上の業務時間の削減効果が出ているとのこと。今後はさらに、月50時間以上の削減効果を導き出せる見込みという。

 なお同社によれば、データ件数が1000件を越える場合、WinActorでは処理時間が長時間となり運用が厳しいため、業務手順が確定しており、かつデータ件数が一定数以上になるものはASTERIAでの実装が望ましいとのことだ。