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JBサービス、セキュリティ運用サービス提供でチェック・ポイントと協業

 JBサービス株式会社は10日、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(以下、チェック・ポイント)と協業し、JBグループのサイバーセキュリティ対策の総合ブランド「OPTi Secure」において、チェック・ポイント製品を活用した運用サービスを5月末から提供すると発表した。

 JBグループでは、提供するセキュリティの運用サービスをOPTi Secureブランドに統一し、強化、拡充を進めている。今回、サイバーセキュリティ分野でグローバルな実績があるチェック・ポイントと、セキュリティの運用サービスを展開するJBサービスが協業。製品の販売に加えて高度なセキュリティ運用サービスを、大企業だけでなく自社での運用が難しい中堅企業まで幅広く提供するとしている。

 チェック・ポイントでは、ネットワークセキュリティ製品を中心にさまざまなセキュリティ製品の提供を行っており、近年は「SandBlast Agent」を始めとしたエンドポイント セキュリティ対策を推進している。

 今回の協業により、OPTi Secureの運用サービスとして、チェック・ポイント製品を活用した次世代ファイアウォールの運用監視サービスや、国内初となるSandBlast Agentの運用サービスを提供する。また、未知のマルウェア検知など、セキュリティインシデント発生時には、セキュリティに特化した運用監視機能(SOC)を持つJBグループの運用センター「SMAC」で簡易分析を実施し、全国のサービス拠点と連携して初動対応を実施する。

 これらのサービスは、JBグループおよびチェック・ポイントの販売パートナーを通じて提供する。また、すでにチェック・ポイント製品を購入して利用している顧客にも、運用サービスの提供が可能で、幅広い顧客にチェック・ポイント製品を活用したシステムの運用と事業継続を支援するとしている。

 JBサービスでは、チェック・ポイント製品の構築と運用を行うエンジニアの育成を推進し、高品質なサービスの提供を行うとともに、SIEM(Security Information and Event Management)を利用したリアルタイムな情報分析や、重要なセキュリティインシデントにつながる相関分析などの周辺サービスも順次提供を行う予定。チェック・ポイントは、JBサービスに対して各種トレーニング等の技術支援と、イベントやセミナー等のプロモーション活動を共同で実施する。

 JBサービスは、今後もチェック・ポイント製品を活用した運用サービスを順次拡充し、チェック・ポイント製品に関連したサービスを含めたOPTi Secureで提供するセキュリティ関連サービスについて、2020年度末までに37億円の売上を目指す。