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NECネッツエスアイ、利用者視点でWebサービスの体験を可視化する「ENPHAROS RUM」を販売

 NECネッツエスアイ株式会社は28日、株式会社DabomSoftのリアルタイムユーザーモニタリングソフト「ENPHAROS RUM」を同日より販売開始すると発表した。

 ENPHAROS RUMは、Webサービスのパフォーマンスをリアルタイムに可視化するソリューション。ユーザー端末の利用状況、個々のWebサービスやアプリケーションなどの動作状況を1秒単位でモニタリングでき、グラフなどを利用したわかりやすい監視画面で確認可能なため、専門的な知識があまりないユーザーでも、Webサービスのレスポンス悪化原因の一時切り分けを行えるという。

 また、サーバーやネットワーク機器といったコンポーネントをポイントで監視するのではなく、システム全体のレスポンスタイムを数値化していることから、ユーザーからサーバーまでの、システム全体のパフォーマンスを可視化できる点も特徴とした。

 なお、モニタリングは、Webサービスを構成するスイッチのミラーポートを通じたパケットキャプチャによって行う仕組みのため、サーバーにエージェントプログラムを導入する必要はない。

 今後NECネッツエスアイでは、ENPHAROS RUMと自社のネットワークトータルオペレーションセンター(nTOC)を組み合わせ、Webシステムの遠隔監視、Webサービス診断レポート作成といった運用サービスの提供も予定しているとのことだ。