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ヴイエムウェア、統合管理ソリューション「VMware Workspace ONE」最新版

 ヴイエムウェア株式会社は15日、ID、アプリケーション、エンタープライズモビリティの包括的な管理を実現する「VMware Workspace ONE」の最新版を発表した。2017年春に一般提供を開始する予定。

 最新版では、アプリケーションアクセスの統合化とモバイル向けID管理を拡充。統合アクセス管理によるアプリケーションへのモバイルシングルサインオン機能を強化し、クラウド/ネイティブ/イントラネットのアプリケーション全体を制御可能な単一のコントロールプレーンを新たに搭載した。また、多要素認証としてApple Watchの利用にも対応した。

 統合エンドポイント管理のVMware AirWatchでは、Windows 10対応として、Windows Updateで提供される各ブランチへの対応による課題を克服するための、粒度の細かいOSアップデート制御の機能や、インストール済みのパッチに対するリアルタイムの可視性が可能な新たなダッシュボード、BitLocker管理機能、Windows Store for Businessとの統合機能などを提供する。

 Androidについては、デバイスの業務管理モードへの簡単な移行、Google Playとの統合を通じた効率的なアプリケーションの導入、エンドユーザー向けのアプリケーションの使用許可および設定の自動化などを可能にする。アプリケーションレベルでのパスワードポリシーを追加することで、機密性の高い業務アプリケーションのセキュリティ強化や、2要素認証への対応も可能になる。

 また、AirWatchが、エンドポイントセキュリティ「VMware TrustPoint」と統合されることで、エンドポイントの動的な修復機能に加え、脅威の検出を自動化する包括的なセキュリティソリューションを提供。管理者はAirWatch上でコンプライアンスポリシーを定義し、TrustPointからのレポートに従って、セキュリティが侵害されたデバイスに対するアクションを自動化できるようになる。

 さらに、病院や製造プラン向け高耐久デバイスなどの特定用途向けや、IoTのエンドポイントなど、プラットフォームへの対応を拡大。プロビジョニングやエンドユーザーへのデバイス支給をさらに簡素化する。