CTC、企業のセキュリティ対策状況を診断する簡易アセスメントサービスを無償提供

　伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（以下、CTC）は20日、企業向けのセキュリティ支援サービスを強化する一環として、企業が自社のセキュリティ対策状況を把握できるようにする簡易アセスメントサービスを、同日より無償で提供すると発表した。

　今回提供するのは、Webアンケートの回答内容から対応策をレポートとして提示するサービス。概要版で30問、詳細版で150問程のアンケートに回答すると、セキュリティ対策の現状レビューを実施し、推奨する対応策を含めてレポートとして提示する。

　これによりユーザーは、コストをかけずに自社のセキュリティ対策の現状と有効性を把握し、自社に適したセキュリティ対策の検討を行える点がメリット。CTCではその後、対応策のレポートに基づき、サービスを組み合わせてその企業に適したセキュリティ対策を提案する。

　なお、アンケートの内容は、米国国立標準技術研究所（NIST）が発行するコンピュータセキュリティインシデント対応ガイドに基づいているとのことで、「文書類の整備状況」「インシデント対応チームの構成」「インシデント対応の準備」「予防」「検知と分析」「封じ込め・根絶・復旧および事後活動」の6カテゴリから構成されているとのこと。

　CTCは、中堅企業を中心にアセスメントからコンサルティング、セキュリティ関連の製品・サービスの提供につなげたい考えで、今後3年間で30億円の売上を目指すとしている。