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SCSK、生成AIとの対話でExcel業務のアプリ化を推進する「CELF AI開発エージェント」β版を提供
2026年10月15日 08:00
SCSK株式会社は、ノーコード開発サービス「CELF(セルフ)」において、Excel業務のアプリ化を生成AIとの対話で支援する新サービス「CELF AI開発エージェント(仮称)」のβ版を、10月23日より提供開始すると発表した。なお、10月14日よりβ版の参加企業を募集開始している。
「CELF」は、Excelの見た目と操作性を保ったままで業務アプリを作成できるノーコード開発サービス。データはリレーショナルデータベースで一元管理され、業務ロジックはビジュアルプログラミングで可視化される。AI機能「CELF AI」を備えるほか、Web APIを利用すれば、Microsoft 365 Copilotなどと連携してほかのAI機能も活用でき、例えば、予算実績管理をCELFアプリにすれば、Excelで管理していたデータをチャットでAIに質問しながら分析できるという。
今回、β版が発表された「CELF AI開発エージェント(仮称)」は、CELFアプリの設計から実装、テスト、保守までの開発工程を、チャット形式でAIに指示するだけで進められる機能だ。
最大の特徴は、CELFに最適化されたAI支援機能を搭載しており、CELFの開発ノウハウやベストプラクティスを踏まえた支援によって、CELFに精通していない開発担当者でも効率的にアプリ開発を進められる点。AnthropicのAIエージェント型開発ツール「Claude Code」を活用しており、自然言語で伝えた要件をもとに、画面・テーブル・業務ロジックをAIが作成するため、開発担当者は結果を確認しながら対話で修正を重ねられる。
また、AIが生成したロジックはCELF本来のビジュアルプログラミングで可視化されるので、開発担当者は処理内容や業務フローを後から確認でき、システムのブラックボックス化を防止できるとした。
β版は10月23日より、CELFを利用中または導入を検討中の企業(先着30社)に対して提供され、約1カ月間、無償で利用できる(別途、Claude Codeの利用料が必要)。
なお、SCSKでは8月12日より、パートナー制度「CPN(CELF Partner Network)」加入企業にα版を先行提供し、パートナー4社が業務アプリを新規開発した。それによると、実装の生産性は従来比で300~800%に向上したという。今回の検証対象は、いずれも基幹システムの標準化では対応しにくい現場固有のExcel業務であり、同社は、こうした領域のAI-ready化需要が今後さらに拡大すると指摘している。
今後は、α版・β版で得た知見を活かし、2027年春には市民開発者向けサービスの提供を予定する。SCSKは、業務部門が身近な業務のアプリ化を自ら手がける一方、パートナー企業や情報システム部門は、要件定義や設計といった上流工程や、より複雑な業務への対応を担うといった役割分担により、Excel業務のAI-ready化を進めていく考えだ。
