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ST Telemedia GDC、シンガポールで液体冷却の実証実験を開始

STT GDCのR&DセンターでのPoC

 ST Telemedia Global Data Centres(STT GDC)は、シンガポールの同社R&DセンターでIceotopeの液冷システムの実証実験を行うと発表しました。

 Iceotopeと長期パートナー契約を結んでいるシュナイダーと共同で行われるこのPoCでは、シンガポールでのIceotopeの液浸冷却システムの利用が試されます。シンガポールでは、データセンターがエネルギーと土地を使用しすぎるという懸念から、当局によるデータセンターの建設制限が掛かっていますが、いずれの懸念も液冷を使う事によって緩和される可能性があります。

 STT GDC のグループ CTO である Daniel Pointon氏は、「液冷技術は、もはやニッチな実装ではなく、今後拡張していく中で、データセンターがより高い電力密度を管理でき、エネルギー消費を抑え、かつ運用信頼性を維持できるようになる、近い将来の技術である」と語っています。

ニュース提供元:データセンターカフェ

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