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Facebookが企業SNSに進出 コンシューマから攻略なるか

手がけたのは「Google Wave」の開発者

 Facebook at WorkはFacebookのロンドンオフィスが開発を主導した。開発を率いたのは、デンマーク生まれのLars Rasmussen氏だ。Rasmussen氏は「Google Maps」を開発したことで知られるが、発表から、わずか1年ちょっとで打ち切りが決まった「Google Wave」も手がけていた。

 Google Waveはコミュニケーションとコラボレーションのためのプラットフォームで、2009年5月の「Google I/O」で大々的に発表した。プレビューとしてリリースされ、主要メディアが新しいコラボレーションとして紹介し、動向に注目が集まったが、翌年8月に開発打ち切りが決まった。

 Rasmussen氏は同年、Facebookに移籍した。Facebook at Workとして本格的に開発が始まったのは2014年というが、Rasmussen氏は「長い間、仕事をもっと効率化したいというパッションを持ち続けている」とFinancial Timesにコメントしている。

 GoogleはWave打ち切りの際、「思ったほど受け入れられなかった」と説明した。あれから4年。Rasmussen氏には「今度こそ」の思いがあるのかもしれない。そして、今度こそ企業はSNSを受け入れるのだろうか――。