特別企画
プリクラから社員食堂の食事まで~「HP Family Day 2013」に潜入
(2013/8/13 06:00)
読者のみなさんは、お父さん・お母さんの職場に遊びに行ったことがありますか? 私はあります。まだ「しょうがっこう」という場所さえ知らなかった当時の私が、初めて「かいしゃ」という場所に足を踏み入れ、「しゃいんしょくどう」という場所でごはんを食べたのが父の職場でした。いわゆる「ファミリーデー」というイベントです。
そんな楽しい思い出を作るイベントが、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)で実施されました。同社は7月下旬のとある平日、家族を会社に招待できる「HP Family Day 2013」を開催。社内ではさまざまな催し物が用意され、終日賑わいを見せていました。今回はそのイベントの様子をレポートします。
創立50周年を迎えた日本HP
日本HPでは、現在の本社所在地である東京都江東区大島に移転した2011年にも同様のイベントを開催しています。今回は日本法人の創立50周年を機に、同社の成長を支えてきた社員およびその家族への感謝の気持ちを込めたイベントとなりました。
家族が社内に入ることのできる時間帯は11時~19時半。事前申し込みで約1200人のエントリーがありました。オープン時間の11時からすでに多くの家族が受付で列を作り、社員が歓迎します。1階ロビーでは、同社 代表取締役 社長執行役員の小出伸一氏が社員の家族にあいさつする姿も見られました。
ロビーでは早速楽しいサービスが待っていました。HPのロゴ入りフレームでプリクラを作成するサービスです。タブレット端末で撮影した写真はHPのプリンターで印刷され、その場で受け取ることができます。さすがプリンター市場で高いシェアを誇るHPならではのサービスですね。
プリンター関係のサービスは、「Imaging & Printing Solution Center」でも実施していました。こちらでは、その場で撮影した家族写真を大判プリンターでA2サイズに印刷し、カレンダーを作ってもらえます。
当日はガイド付きのオフィスツアーも開催されました。ツアーでは、通常社員でさえ立ち入りが制限されているソリューションセンターのサーバールームに入ることもできます。
また、テレビ会議システム「HP Halo」が体験できる部屋も公開されています。社内にはHaloが設置された会議室が2部屋あり、その2部屋をつないでテレビ会議ができるようになっていました。
クイズラリーで記念品をゲット
社内のあちこちには、「HP Family Dayクイズラリー」と称するクイズコーナーが設置されています。クイズの内容は、「HP創業者の1人、デビッド・パッカードがカリフォルニアに作った施設は何でしょう?」「HPの一番最初の大きなお客さまはどこでしょう?」といったHPトリビアです。選択肢も用意されているので回答はそれほど難しくはありませんし、社員であれば全員答えを知っている内容です。
私が自信を持って答えられたのは、「HPのパソコンは国内生産ですが、『Made in Tokyo』の工場はどこにあるでしょう?」と、「世界一多く売れているHPの製品はどれでしょう?」の2問でした。前者の答えは「昭島市」、後者の答えは(選択肢:A.パソコン、B.プリンター、C.サーバー、D.A~C全部、の中から)「(パソコン、プリンター、サーバー)全部」(台数ベース)ですね。
ちなみに、デビッド・パッカードがカリフォルニアに作った施設は水族館(モントレーベイ水族館)で、HPの最初の大きなお客さまはウォルト・ディズニー・カンパニーだそうです。
全問正解すると記念品がプレゼントされます。お父さん・お母さんに答えを教えてもらいつつ、日本HP 50周年記念ノートとペンをゲットしたちびっ子たちがたくさんいました。
眺めの良い社員食堂で家族団らんの姿も
今回のイベント参加者が一番楽しみにしていたのは社員食堂ではないでしょうか。日本HPの社員食堂は、約900席が用意されている巨大なスペースで、和食、洋食、中華のメニューはもちろん、エスニックメニューやヘルシーメニュー、そして量り売りのビュッフェコーナーまでさまざまなタイプの食事ができるようになっています。
通常は昼食時と夕食時のみ営業している社員食堂ですが、Family Dayはほぼ終日フル稼働。食事が用意されていない15時~17時の時間帯には、デザートビュッフェが開催されました。
夕刻以降にはアルコールも提供され、社食はより賑やかに。社内結婚してHPを退職したり転職したりした元同僚が家族として古巣を訪問し、まるで同窓会のような雰囲気になるようです。
このほか、社内では英会話教室やプログラミング体験コース、テーブルマナー教室なども実施されており、応募者多数で抽選となったコースもあったとのことです。
普段は忙しくてあまり家族サービスできないお父さん・お母さんでも、このようなイベントであれば気軽に家族サービスができそうですね。帰宅後に、「お父さんの会社、すごくキレイでカッコイイね! また連れて行ってほしいな」と笑顔で話すちびっ子たちの姿が目に浮かぶような楽しい1日でした。