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NECネクサ、ショッピングセンター向け売上管理サービス「SC-SaaS」のテナント連携機能を強化

報道関係各位

2013年10月28日
NECネクサソリューションズ株式会社

ショッピングセンター向け売上管理サービス
「SC-SaaS」のテナント連携機能を強化

 NECネクサソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:鈴木良隆)は、このほどショッピングセンター向け売上管理サービス「SC-SaaS(エスシー・サース)」の機能強化を行い、リリースを開始します。(注1)

 「SC-SaaS」の強化内容は次のとおりです。

1.テナント決済機能の強化
 テナントの決済端末として「INFOX端末」「SHOPCRAID端末」「JET-S端末」に加え、三菱UFJニコス株式会社とJR東日本メカトロニクス株式会社が共同開発した「J-Mups端末」が新たに利用可能になります。これにより、デベロッパーの運用形態・取引金融機関など環境に応じた機種の選択が可能となります。
 今回新たに対応した「J-Mups端末」では、クレジットカード・電子マネー(PiTaPaを除く交通系マネー・QUICPay・iD)・デビットカード・銀聯カードといった様々な決済を一台の端末で行える他、テナントからデベロッパーへの売上報告も簡単に行えます。
 端末一台で様々な決済方法に対応できるので、テナントのレジ周りの省スペース化を推進できます。また端末のディスプレイには見やすいカラー液晶、操作部分は直感的な操作を実現するタッチパネルを採用し、利用者は簡単にご利用いただくことができます。

2.デベロッパー=テナント間のコミュニケーション機能の強化
 コミュニケーション機能強化は、SC-SaaSと申請業務や情報共有機能を有するグループウェア「わくわくオフィス」と連携させることにより実現します。SCの運用に必要な専用機能を実装しているので、デベロッパー=テナント間での業務効率化やコミュニケーションの促進が簡単に実現します。
 例えば、売上報告申請機能では、SC-SaaS対応の端末を導入できないテナントでも、本機能で簡単に売上報告が行え、デベロッパー側も報告内容をデータ化する手間を省くことができます。テナントへの新たな端末導入や既存端末の利用といった観点からも、テナントへの負担を無くすことが可能です。また情報共有機能により、デベロッパーからテナントへの売上情報公開が簡単に行え、デベロッパーからの情報発信の効率化やテナントの売上確認業務の負担が軽減できます。
 また、申請機能を活用することで、デベロッパーへの各種届け出を電子化でき、デベロッパー=テナント間の連絡業務がスムーズに行えるようになります。この他、テナントへの事務連絡や天候の急変・周辺施設で行われるイベントの開催時間変更情報などを提供でき、テナントと迅速・確実にコミュニケーションが図れるようになります。

 近年、ショッピングセンターは大型化・アウトレットモール化だけに留まらず、市街地のテナントビルや駅ビルなどへ出店しています。これにより様々なお客様が来店されます。電子マネーや交通カードの普及により決済方法も多様化しており、これらの対応は重要な課題となっています。また、運営のアウトソーシング化の影響から、ショッピングセンターのテナント=デベロッパー管理事務所間の距離が遠い場合があり、申請や連絡などの日々の業務運用も課題となっています。

 これらの問題を解決するためにSC-SaaSの機能を強化しました。

 本機能の追加によるショッピングセンターデベロッパーのメリットは次のとおり
です。

・お客様サービスの向上
 各種電子マネーやクレジットカードへの対応ができます。また銀聯カードも取り扱え、中国からの観光客への対応もできます。

・デベロッパーの運用形態への対応
 業態に応じて4種類の端末を選択することができます。顧客層に応じた仕組みを導入できるので、デベロッパー全体としてのサービス向上につながります。
 また、テナントからの売上報告の集計を自動的に行えます。既存で利用されている売上端末があるテナント向けには、グループウェアの売上報告機能を準備。
 端末がなくても売上報告のデータ収集が可能になります。

・デベロッパー=テナント業務の効率化とお客様対応の強化
 デベロッパー=テナント間での情報共有や申請業務が可能となり、業務時間に行う必要がある届出業務はテナントを離れることなく行えます。また、デベロッパーの管理事務所に確認をしていた売上状況、イベント情報、お客様動向などをグループウェアにより情報共有可能となり、ショッピングセンター全体でのお客様対応の向上をサポートします。

・お客様の安心向上
 クレジットカードの個人情報漏洩防止のため、個人情報はJ-Mupsセンターで一括管理します。本端末はシンクライアント型のため、端末本体にデータが残らない構造となっており、セキュリティ面も安全・安心です。

 本サービスは、大型のショッピングセンターを運営しているデベロッパー、複数の電子マネーやクレジットカードの決済を一台の端末で実現しようとシステム導入を検討中のデベロッパーに適しています。

 厳しい経済環境の中、全国のショッピングセンターでは、お客様の楽しいお買い物の場を提供するため、様々な改革が必要とされています。
 今後もNECネクサソリューションズは、ショッピングセンター運営会社が本サービスを利用することで、お客様が楽しく買い物をしたり、快適に過ごしたりできるよう、より一層のサービス強化に努めていきます。

 販売については、当社では2016年までにこれらの連携機能を合わせてSC-SaaS導入全体で30社のお客様への導入を目標とします。

 なお本サービスについて、NECグループが開催する「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2013」(会期:11/14(木)~15(金)、会場:東京国際フォーラム(東京都千代田区))にて、展示を実施する予定です。

以上

(注1)J-Mups端末連携のリリースは12月を予定しております。

*記載の商品名、会社名は各社の商標及び登録商標です。

<ショッピングセンター向けソリューション「SC-SaaS」について>
 http://www.nec-nexs.com/sl/retail/sc/sales_report.html
<C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2013について>
 http://jpn.nec.com/uf-iexpo/