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米不動産会社Wiel Brien、セールスフォースCloud 2テクノロジーにより住宅危機を救う革新的ソリューションを実現

【米国発プレスリリース抄訳】
※当資料は、2011年2月28日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

米不動産会社Wiel Brien社、セールスフォース・ドットコムの Cloud 2 テクノロジーにより住宅危機を救う革新的ソリューションを実現
Salesforce CRM、Chatter、Force.com プラットフォームで構築された
カスタム・アプリケーションを基盤に、iPad を通じてクラウドでビジネスを展開

エンタープライズ・クラウドコンピューティング企業の米国セールスフォース・ドットコム(日本法人:株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都港区、代表取締役社長:宇陀 栄次、以下:セールスフォース・ドットコム)は本日、米国不動産会社Wiel Brien 社が、住宅危機を救う革新的なソリューションにセールスフォース・ドットコムの「Cloud 2」テクノロジーを導入したことを発表しました。

Wiel Brien 社は、付加価値ある不動産と IT 活用の融合というビジョンのもと、リース買い取りオプションプログラム「Home Affordable AgainTM」運営のため、「Sales Cloud」、「Service Cloud」、「Salesforce Chatter」に加え、「Force.comプラットフォーム」を基盤に構築したiPad用モバイル機能を備える複数のカスタム・アプリケーションを導入しました。

2008 年設立のWiel Brien 社は、住宅バブルの崩壊によって差押えなど大きな影響を被った地域を対象に、住宅投資の支援を行っています。差押えられた一戸建住宅を買い取って修繕し、住宅ローンを受けられない層に住宅取得の道を拓く「Home Affordable AgainTM」プログラムを通じて、リースします。Wiel Brien 社の全IT 環境はセールスフォース・ドットコムのテクノロジーを基盤とし、取り扱う不動産のライフサイクルはステップごとに「Force.com」上に構築した複数のアプリケーションによって管理されています。

ITの創造的な活用による効率的なビジネスプロセスの実行 - Wiel Brien 社のビジョンを実現する Cloud 2 テクノロジー
Wiel Brien 社は「Salesforce CRM」、「Chatter」、「Force.com」を包括的に活用しています。不動産のライフサイクルは、「Force.com」で構築したアプリケーションで当該物件と周辺環境のスコアリングを行い、各不動産に支払える最高金額を計算する査定から始まります。査定が終わった不動産は別の「Force.com」アプリケーションで整地と建築を管理し、次に「Salesforce CRM」でマーケティング、不動産リスト、賃貸を管理します。

●ユーザは、様々な環境からiPadで「Salesforce」にアクセスできます。主な活用例は以下の通りです。

・鑑定士は、鑑定用のカスタムチェックリストを実装したiPad を使用し、1日あたり20~30件の鑑定物件情報と修繕見積を、訪問現場から本社へ速やかに送信。
・バイヤーは、裁判所での差押え物件のオークションに際し、iPadのカスタム・アプリケーションで最大入札金額を算出し、入札。
・賃貸のエージェントは、iPadで、物件の賃貸に関する情報にリアルタイムにアクセス。

●Wiel Brien 社の引受アナリストは、「Chatter」を使用して各物件を「フォロー」することで、賃料など物件のパフォーマンスを追跡管理し、引受基準に変更がないことを確認しています。●同社は、「Force.com」により最小限のコストと時間で複数のカスタム・アプリケーションを構築しました。たとえば、不動産鑑定アプリケーション構築はわずか3週間で完了しました。これと比べ、同社のIT担当バイスプレジデントAli Nazar氏が以前勤務していた会社で .NETにより同種のアプリケーションを構築した際は、半年の期間と25万ドルの費用を要しました。

・不動産鑑定アプリケーション
毎日数百件に上る Wiel Brien 社のターゲットゾーンの鑑定に用いられています。まず、現場のユーザがこのアプリケーション用にデータを送信すると、ワークフロールールに沿ったすべての情報がそろった時点で鑑定士へ自動送信され、鑑定士はこれを承認します。その後はワンクリックで、対象物件に対し必要最低限の利幅を確保した最高入札金額を自動算出することができます。
・不動産資産アプリケーション
物件購入後に、賃貸し収益を生むまでの修繕および建築に伴う線形のプロセスを管理します。Wiel Brien 社はこのアプリケーションの評価基準に基づいて、ビジネスの成功度を継続的に測定します。

本ニュースに関するコメント
●Wiel Brien 社のマネージングパートナー、Colin Wiel 氏は次のように述べています。

「Salesforceがなければ、毎月30~40件に上る住宅取引をまとめることなど到底できなかったでしょう。当社のIT戦略においてセールスフォース・ドットコムのCloud 2 テクノロジーは基礎となっています。このテクノロジーのお陰で、21世紀型の不動産会社として住宅危機に見舞われたお客様を支援することが可能になりました」

その他の情報
●Wiel Brien社の事例に関する詳細: http://www.salesforce.com/showcase/stories/wielbrien.jsp (英語)●Salesforce CRMオンラインデモ: http://www.youtube.com/user/JPsfdc#p/u/35/xBrP5o0X0Fk●Force.com プラットフォームの詳細: http://www.salesforce.com/platform/●Twitterで@salesforce / @salesforceをフォローしていただくと、セールスフォースに関する情報交換が行えます。

セールスフォース・ドットコムについて
セールスフォース・ドットコムは、企業のコラボレーションやコミュニケーションに変革をもたらすエンタープライズ・クラウドコンピューティング企業です。コンピューティングのパラダイムシフトをもたらすCloud 2を企業に提供し、次世代のソーシャルコラボレーション、モバイル性、オープン性を実現します。プラットフォームとアプリケーションサービスの主な内容は以下の通りです:

・Salesforce Chatter: 企業内ソーシャルネットワーク
・Sales Cloud: SFA(セールスフォースオートメーション)と商談管理
・Service Cloud: カスタマーサービスとサポートソリューション
・Force.comプラットフォーム: カスタム・アプリケーション開発
・Heroku: Rubyでのソーシャルアプリケーションやモバイルアプリケーションの開発
・AppExchange: 世界最大規模のエンタープライズ・クラウドコンピューティング・アプリケーションのマーケットプレース

2011年1月31日現在、 同社のサービスは、日本郵政グループ、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、株式会社損害保険ジャパン、日立グループ、日本通運株式会社、株式会社ファーストリテイリング、中外製薬株式会社(敬称略、順不同)を含む、世界92,300社に利用されています。

本リリースおよび他のリリースや発表などで言及している今後提供予定のサービスや機能には、現在のところ利用できないものが含まれている場合があります。サービスおよび機能の提供開始日は事前の予告なく延期または中止される可能性があります。セールスフォース・ドットコムのアプリケーションのご購入を検討中のお客様は、現在利用可能な機能に基づいてご購入を判断くださいますようお願いいたします。

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2011/3/1 15:00