NECネクサ、京都府綾部市図書館にSaaS型図書館情報サービス「LiCS-Re for SaaS」を納入
報道関係各位
2010年12月16日
NECネクサソリューションズ株式会社
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京都府綾部市図書館に
SaaS型図書館情報サービス「LiCS-Re for SaaS」を納入
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NECネクサソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:森川年一)は、SaaS型図書館情報サービス「LiCS-Re for SaaS(リックスアールイーフォーサース)」を、第一号ユーザである京都府綾部市図書館(以下綾部市図書館)に納入しました。綾部市図書館では、来年3月よりインターネットを使った住民向けサービスの利用を開始します。
京都府の市立図書館では、初めてのSaaS型図書館情報サービスの導入となります。
綾部市図書館の「LiCS-Re for SaaS」の導入効果は次の通りです。
1.住民サービスの向上
・利用者は、常に新しい図書館システムを利用することが可能
・インターネット(パソコン、携帯)を使って様々な図書館サービスを市内どこでも受けることが可能
・府立図書館とのデータ連携により府立図書館の蔵書確認が可能
2.サービス利用によるトータルでの運用コストの低減
・事務室の省スペースと省電力化
・データセンタの利用によりサーバの更新が不要
3.職員のシステム運用の効率化
・開館前と閉館後のサーバ運用にかかる工数の省力化
綾部市は、京都府の北部に位置する人口3万6千人の田園文化都市で、多様な学習機会の提供を目的に、地域に根ざした図書館づくりに取り組んでこられ、現在の綾部市図書館の蔵書数は約7万冊、年間の貸出冊数は約14万冊です。今回の「LiCS-Re for SaaS」の採用にあたっては、住民向けサービスの向上を見据えた拡張性の高さ、および「LiCSシリーズ」の全国400図書館での導入実績を評価いただきました。
「LiCS-Re for SaaS」は、図書館情報サービス「LiCS-Re」の主要機能を中小規模公共図書館(蔵書タイトル:20万冊以下)向けに月額料金で利用できるサービスにしたもので、本年7月より販売を開始しています。
NECネクサソリューションズは、サービス事業の拡大・強化を進め、今後3年間で200自治体への導入を見込んでおり、今後も図書館市場に向けてより先進的なソリューション、サービスを提供してまいります。
「LiCS-Re」の基本機能と拡張性について
1.基本機能
1)図書の貸出/返却/検索
2)蔵書の登録/管理
3)利用者登録
2.拡張機能
1)ICタグによる蔵書管理
2) 利用者向けサービス(インターネットによる蔵書検索/予約)
3)広域対応(県内図書館横断検索、横断貸借)
4)学校図書館連携(検索/貸出)
5)電子自治体連携(ICカードシステム)
6) 図書流通事業者連携(インターネット発注)
「LiCS-Re for SaaS」の特長
1.持たざるITによる新しいメリット
1)ライフサイクルコストの大幅な削減
2)スピーディな導入
3)システム管理・運用負担の低減
2.万全の安全・セキュリティ対策
1)堅牢なデータセンタの活用による万全の災害対策
2)セキュアな回線(SSL-VPN)により、インターネット経由でも安心できる
サービスを提供
3.充実の図書館業務
1)カウンター業務から蔵書管理、予約・督促連絡、選書まで図書館の館内業務をサポート
2)利用者向けインターネット検索・予約と学校図書室連携をオプションサービスとして提供