APCジャパン、次世代型ラックマウントPDUの新シリーズを発売
次世代型ラックマウントPDUの新シリーズを発売
~計測・監視のインテリジェンス機能を強化し電力効率と電源管理を向上、業界で最も薄く省スペース化に貢献~
IT機器の電源、冷却、管理を含む物理インフラソリューションを提供する株式会社エーピーシー・ジャパン(所在地:東京都港区、代表取締役社長:内藤眞、以下、APCジャパン)は、データセンターやサーバールームにあるサーバーやストレージ、ネットワーク機器などのIT機器に配電するラック型の電源タップ、ラックマウントPDU の製品シリーズを大幅に拡充します。本日より「Metered Rack-Mount PDU 型番AP8800(以下AP8800)シリーズ」を発売開始、また「Switched Rack-MountPDU 型番AP8900(以下AP8900)シリーズ」を10月に発売する予定です。
昨今、データセンターの生産性や“グリーンインデックス”の指標としてエネルギー効率をその重要な項目として掲げる動きが急速に広まっており、IT 管理者やファシリティ管理者にとって、データセンターやサーバールームをより詳細に、リアルタイムに管理し、エネルギー消費を効率化することが必須となっています。APCジャパンのラックマウントPDUシリーズは、データセンター内のIT機器や設備をリアルタイムに監視するとともに省スペース化を実現し、そうした管理性・効率性の向上に貢献するツールとなるものです。
今回発売の次世代型ラックマウントPDU の大きな特徴は、電圧や電流、電力(kw)、電力量(kWh)の計測や、温度・湿度といった環境の監視をリアルタイムで実行する新しいインテリジェントな機能で、ラック単位での電力ニーズを明らかにする点です。さらに、ゼロUタイプで、業界で最も薄い形状となっており、省スペースへのニーズにも対応しています。
また、AP8800 Metered ラックマウントPDU シリーズは、リアルタイムで遠隔からも電力監視が可能で、ユーザが決めた設定で過電流のアラーム警告を出すため、クリティカルなIT機器のダウンが起こる前に問題を解決することが可能です。AP8900 Switched ラックマウントPDU シリーズは個別アウトレットを遠隔からOn-Offコントロールできるロード監視機能を備えています。
新シリーズの主な機能
- 電圧、電流、電力および時間あたり消費電力量をリアルタイムでモニタリング
- ハイドロマグネティックブレーカーにより、業界最小となる薄さ51.2mmを実現、ラック内でのIT機器の使用スペースを最大化、また、高温のラック環境において強力な過電流防止機能を提供
- 温度・湿度センサー(別売)によってリアルタイムで環境を監視
- モニタリング監視の数値については、アラームのしきい値をリモートでカスタマイズ設定
- 着脱可能なLCDディスプレイインターフェース付きネットワーク管理モジュールで将来のアップグレードに対応
- Switchedシリーズ製品はリモートで各アウトレットの操作が可能。IT管理者は、未使用のアウトレット電源を落とし、認められていないアウトレットの使用を制限することによって、過電流の発生を防ぎ、追加機器のアウトレット使用を管理
- Switched シリーズ製品は複数PDUのアウトレットをグルーピングする機能を持ち、複数PDUをすぐに電源復帰することが可能
- 他社製品にはないロック機能付きのIEC入力ケーブルでケーブル用トレイ不要、省スペースを実現。出力ケーブルについては0.6m、1.2m、1.8mと複数の長さのバージョンがあり、標準的な入力・出力の種類を提供
APCジャパンのラックマウントPDU シリーズは、世界で350 万本以上(インストールベース)の実績があります。AP8800およびAP8900シリーズがその幅広いラインナップに加わることで、ミッションクリティカルなデータセンターやサーバールームを運用する顧客に対し、より高機能・高付加価値な配電ソリューションを提供することが可能になります。
APCジャパンでは、今後も複雑化・多様化するIT機器利用ニーズに合わせた製品やソリューションの提供を通して、データセンターおよびサーバールームの電源対策、ひいてはエネルギー効率の向上に貢献していきます。
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