サイバーテックとSCSが主力ミドルウエア製品で協業
株式会社サイバーテックと住商情報システム株式会社が主力ミドルウエア製品で協業
~リッチクライアントとXMLデータベースにより、ExcelやRDBベースのシステムから「やわらかいWebアプリケーション」への移行を促進~
XMLおよびXMLデータベース(XMLDB) のリーディングカンパニーである、株式会社サイバーテック(代表取締役社長:橋元 賢次 本社:東京都千代田区、以下サイバーテック)と住商情報システム株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役会長兼社長:中井戸信英、以下SCS)の両社は、アライアンス・パートナー契約を締結し、サイバーテックが提供する、XMLデータベース「NeoCoreXMS」と、SCSが提供するリッチクライアント「Curl」の両製品で協業することを発表します。
SCSのリッチクライアント「Curl」は、レガシーシステムやクライアント・サーバシステム以上の「ユーザの操作性及び生産性」の向上を実現させるクライアントサイドのWebテクノロジーです。既存システムと同様の複雑なユーザ・インターフェイスを実現し、帳票のレイアウト構築から印刷までクライアントサイドで行うことができ、基幹系の業務システムにおいて国内で450社以上に採用されています。
サイバーテックの「NeoCoreXMS」は、XMLデータをスキーマレスでそのまま格納できる柔軟性・拡張性の高い「速い・カンタン・やわらかい」XMLデータベースパッケージで、DPP(Digital Pattern Processing)による高い検索性能を有します。また、これまでの導入企業は500社以上、国内シェアNo.1※1を3年連続獲得しているXMLデータベースのデファクトスタンダード製品です。
今回、「Curl」とXMLデータベース「NeoCoreXMS」の連携では、Curlで開発されたクライアントアプリケーションがJAVAベースのWebアプリケーションを経由して「NeoCoreXMS」に格納されたXMLデータを参照します。この組み合わせは、クライアントアプリ側で入出力項目や表示項目の追加変更が必要になった場合でも、「Curl」の開発環境で画面定義を修正するだけでWebアプリケーションやデータベース側の変更が不要になる点が最大の特長であり、従来のシステムでは実現できなかった「優れた操作性」「柔軟性の高いUI」「拡張性の高いデータ管理」を実現、ExcelやRDBベースのシステムからWebアプリケーションへの移行を促進します。
SCSとサイバーテックは、今回のアライアンス・パートナー締結を機に、RIAとXMLデータベースを組み合わせた新しいWebアプリケーションの開発スタイルを共同セミナーなどのマーケティング活動を通じてエンドユーザ及びシステムベンダに対して訴求する予定です。
※1 出展元:富士キメラ総研「2009パッケージソリューション・マーケティング便覧」(XMLデータベースパッケージ国内市場シェアの調査資料2008年の製品市場占有率)
<XMLデータベースについて>
XMLデータベース(XMLDB)は、ネイティブXMLデータベース(NXDB)とも称されます。XMLドキュメントをそのままの形で格納し, 利用することによって、従来のRDBで必要とされた、複雑なマッピング処理が不要になり, やわらかい情報管理を実現しながら、高いパフォーマンスを保つことが可能です。 RDBを機能拡張し、単にデータタイプの一つとしてXMLが扱える「ハイブリッド型データベース」に関しては、やはりベースとなる設計思想がテーブル型のアーキテクチャを持っています。したがって、「複雑なXMLデータを格納する」「一度格納したデータを更新する」「項目を追加する」といった処理は、XMLデータベースと比較すると、パフォーマンス面で圧倒的に劣ります(自社検証での数値では約50倍~100倍の差)。
また、XMLデータベース・RDBともXMLネイティブ検索を実施する際はXQueryが必要となってきますが、実際にクエリー文を書く際にも、XMLデータベースではXQuery構文のみで済むのに対して、RDBでは従来のSQLにXQueryを追加する形となり、クエリー文も膨大な量になるため、「ハイブリッド型データベース」でXMLをハンドリングすると、システムメンテナンスコストは逆に増大する傾向にあります。その他、XMLデータベースに関する様々な情報は、XMLDB.JP(http://www.xmldb.jp/)をご覧ください。
<リッチクライアント言語 「Curl」について>
リッチクライアント言語Curlは、現在のWebアプリケーションの問題や課題を解決し、高度かつ複雑なユーザ・インタフェースをもつシステムの構築を可能にするエンタープライズ向けWebプログラミング言語です。HTMLのようなテキストフォーマットから高パフォーマンス3Dグラフィックスまで、Curl言語は広範囲に亘る開発記述に対応が可能です。クライアントサイドに特化し、Webアプリケーションのユーザ・インタフェースを画期的に向上させます。さらに、OS、メーカを問わず、あらゆるサーバ製品との連関性を高めることで、データやシステムなどの既存資産を効率的に活用できます。
1995年にMIT(米国マサチューセッツ工科大学)で次世代のWeb開発言語として研究されました。1998年に米国Curl社を設立し、日本語版は2003年より提供しております。
<株式会社サイバーテックについて>
株式会社サイバーテックは、1998年に設立されました。コンテンツ管理(CMS)・文書管理・ドキュメント管理や、複雑なデータの管理に適しているXMLデータベース(XMLDB)ソフトウェア「NeoCoreXMS」、「Cyber Luxeon」の2製品の提供をはじめ、各種業界向けプロダクトの提供や受託開発を実施いたしております。2006年には、フィリピン・セブ島にオフショア開発センターを設立しました。
URL:http://www.cybertech.co.jp/
<住商情報システム株式会社について>
1969年の設立以来、各産業界における長年の豊富な実績と、業務ノウハウの蓄積を活用し、国内外のお客様に、総合的なソリューションを提供しております。
顧客ニーズに対応したシステム・アプリケーションを提供する業務系ソリューション事業、自社開発パッケージソフトを中心としたERPソリューション事業、ITインフラを構築するプラットフォームソリューション事業等の戦略的事業領域に強みを持ち、お客様の個別ニーズとビジネス環境に最適かつ有益なIT製品・サービスをご提供しております。
URL:http://www.scs.co.jp/