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NTTPC、光コラボレーションやMVNO事業の立ち上げ・運用を支援するクラウドサービス

 株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は30日、光コラボレーションやMVNO事業の立ち上げ・運用を支援するクラウドサービス「業務支援プラットフォームサービス」を発表した。今回はサービスの第1弾として、光コラボレーションやMVNOに対応した機能を提供開始する。

 このサービスは、光コラボレーションやMVNOを活用した新規事業を検討している企業に対し、NTTPCがインターネット接続サービスなどの通信サービスで培ったサービス運用のノウハウを、クラウドサービスとして広く提供するもの。このサービスを利用すると、通信サービスに必要な一連のオペレーション業務を簡単に行えるようになるという。またクラウド型での提供になるため、インターネット環境さえ用意すれば、事業規模に合わせたスモール&クイックスタートが可能とした。

 具体的な機能としては、エンドユーザー単位の顧客情報や契約情報を管理する「顧客管理機能」、エンドユーザーからの申し込み情報、通信キャリアへの発注内容やオーダー進ちょく状況を管理し、エンドユーザーへの開通報告書を自動作成できる「オーダー管理機能」を提供。さらに、エンドユーザー単位の請求金額や入金状況を管理する「料金管理機能」も用意した。この機能では、月額定額部分だけでなく光コラボやMVNOの従量課金計算を行い、課金データを作成できるほか、クレジットカードなどの決済代行会社とのシステム連携にも対応する。

 加えて、新規事業を運営する企業の担当者が操作できるWeb UIと、エンドユーザーがオーダー申し込み申込や請求の状況を確認できるWeb UIも提供するとのこと。

 なお、光コラボレーションを申し込みする際の通信キャリア(NTT東日本・NTT西日本)への注文代行機能も用意するほか、コールセンターの新規構築を希望する企業には、NTTPC連携パートナーを紹介する。

 このほか、すでに業務システムを運用中の企業向けには標準APIを提供し、既存の業務プロセスを生かしたまま利用できるような仕組みも備えている。

石井 一志