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Nutanix、中堅・中小企業向けのハイパーコンバージド・ソリューション「Nutanix Xpress」

 米Nutanixは24日(米国時間)、中堅・中小企業向けのハイパーコンバージド・ソリューション「Nutanix Xpress」を発表した。

 Nutanixでは、サーバー(コンピュート)機能とストレージを一体化し、その上で仮想環境を動作させることが可能な統合アプライアンス「Virtual Computing Platform(VCP)」を主力製品として提供している。VCPはスケールアウト型のアーキテクチャを採用しており、複数ノードをまたがった分散ファイルシステム実装しているため、ノードを追加することで容易に性能や容量を拡張できる点が特徴で、主に大企業において、コスト効率の高いソリューションとして利用されてきた。

 今回提供されるNutanix Xpressは、これを中堅・中小企業でも利用できるようにしたもので、Nutanix AHV(Acropolis Hypervisor)を採用しているため、商用ハイパーバイザーを利用する場合の高価なライセンスコストは不要。仮想マシンの管理機能を搭載しているので、5~500台の仮想マシンをサポートできる。

 また将来的には、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureなど、パブリッククラウドサービスへの容易なデータバックアップ機能もサポートされる予定。

 販売はOEMパートナー経由で行われ、価格は2万5000ドルから予定。Lenovoでは「Converged HX 2000 Series」として、7月以降の提供開始を予定する。

石井 一志